天才による凡人のための短歌教室
その本は、文学フリマで販売されていた。
既に手には一杯の戦利品を持っていた私の目を惹いてやまない装丁。
キャッチ―なタイトル。
そして、その場で残部1でなぜか500円で売られていた。
↑まだ買えるはずなんだけど、本来上の価格なんですよ。
木下さんのことも存じ上げず、短歌創作の本ということと装丁が美しくて手に取った。大きさも良かった。中身もゴシック体なのもカジュアルな殿方の短歌という感じでいいと思った。
とにかく面白くて何回か読んだ。
一番大事なのは(短歌では無くても)自分の言葉で表現する事なのだろう。
誰かの使い古された表現で良しとするのではなく、自分が見えているものを的確に表す言葉を探り出せ。
と言われているように思ったのが読んだ最初の感想である。
3月に読んだのだが、自分の句集を書き上げた後でまたこの本を再読した。私は自分の言葉で言い回しで、歌を詠めているのだろうか。
今一度再考したいと思う。
良い本に出会えて感謝している。
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