闘病記を買って欲しい理由!
上のマガジンの内容を改変してまとめたものと、四コマ漫画で構成されている闘病記が出来上がってきました。
紙の本です。
この闘病記をぜひ購入してほしいのですが何故そう言うかというと、私の前にがんになった元上司のTさんの希望でもあるのだけども
「がんを治る病気にしたい」という思いがあり、その研究に寄付したいから。
がんの研究ってだいぶ進んできてて、早期発見できれば治る率も高くなっているけど、その早期発見も場所次第では難しいのです。
という訳で、早期発見のための研究に力を注いでほしいと思ってまして……
元上司のTさんも早く見つかれば切って終わりだったはずなのに、気付かなかったから肝臓に転移してしまったので、本当に残念で仕方ないのです。
せっかく再婚されたのに。
ちなみにこの話の方である。
闘病記の最後に記した、ありがとうTさんという話をここにも転載しておくので読んでくださると嬉しい。
<追記>ありがとうTさん
私があらかたこの闘病記を書き記した頃(22年1月)、漫画にも描いていた元上司のTさんが肝臓を悪くしているという話を聞きました。と同時に入籍していたと発表がありました。
私より1年ほど前に大腸がんを患った彼は、がんが見つかった時にはすでにかなり進行しており(大腸から肝臓に転移)、治療しなければ余命4カ月と宣告を受けたものの、何とか現在の医療技術により延命に成功していました。
延命するには抗がん剤が必須というほど進行していたので、抗がん剤が使えなくなったら余命1週間という話は事前にご本人の口から聞いていました。だから覚悟はしていたけど、まさかご結婚されていたとは知らず、余計な事を言ったりして無かったかな?と反省しました。
彼一人なら、苦しまないうちにこの世を去れたらいいだろうなと思っていたけども、遺された人がいるとまた話は変わってくるわけで――奥様のためにも、一日でも長く生きたいと頑張られていたようです。
先が見えず、生きる気力が尽きていた彼を見かねて、奥様が会社の人たちに寄せ書き(ひとことメッセージ)を依頼、その小さな紙に書けるだけ詰め込んで届けてもらいました。ほんの少ししか書けなかったので、もっとたくさん伝えたいことがあったのに……と後悔。のんきだった私は、そういう状態になってもまた戻ってくるだろうとどこかで思っていたのです。
たくさんのメッセージが寄せられ、彼女からお礼のメールをもらったその2週間も経たずに彼は亡くなってしまいました。22年3月12日のことでした。
私の時もそうですが、がんの予兆は検診の血液検査での腫瘍マーカーが基準値を超過したこと。その時点ではハッキリせず翌年に同じ腫瘍マーカーの数値が大幅にオーバーしていたので、全身をCTで診てもらったり、MRIを撮影した結果末期の大腸がんを発見。見つかった時にはもう手遅れだったそうです。(それでも余命宣告後1年5カ月生きたのだから、頑張られた方だと思う)
また、Tさんのがんは上行結腸癌という癌でとくに検便検査や腫瘍マーカーでは発見しづらいがんだったようです。大腸でも上の方にあるので、出血が下に来るときには薄まるのだとか。聞かないと知らないことはたくさんありますね。大腸がんに関しては、早期発見→ポリープさえ除去しておけば大丈夫なので、内視鏡の検査が大事だそうです。
糖質制限ダイエットをしたりと、健康には気を遣われてたけど、がんになるときはなるものです。日常で気を付けることは大事だけど、それ以上に早く発見する事が大切!若いうち(20~60代)は特に進行が早いので、早期発見が肝ですね。
私の早期発見を自分のことのように喜んでくれたTさんのためにも、今後はがんの早期発見につながる啓蒙活動を応援したいと考えてます。
また、この本の収益を国立がん研究センターに寄付して、今後のがんの研究に役立てていただくつもりです。この本を気に入って頂けた方は、お友達にも紹介していただけると嬉しいです。
という訳で、熱く語ってしまいましたが購入してください!
よろしくお願いいたします。
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