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音楽の話

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音楽大好きな私の音楽の思い出、曲の紹介、バンドやDTMなどの四方山話を脱線しながら語ります。また、みなさんの記事の中から、お気に入りの記事もマガジンに追加します。
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#フュージョン

Seawind「Seawind」(1980)

Seawind「Seawind」(1980)

1970年代後半から80年にかけて、フュージョン界で一世を風靡したシーウィンド。ジェリー・ヘイやラリー・ウィリアムズ等のホーン・セクションばかりが強調されるグループですが、個人的にはシーウィンドの殆どの曲を書いているドラムのボブ・ウィルソンの才能に素晴らしさを感じます。
そもそもドラマーで、かつメロディーメーカーな人ってフィル・コリンズやドン・ヘンリー位しか思い浮かびません。同じフュージョン界でい

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Front Seat / 渡辺貞夫

Front Seat / 渡辺貞夫

 今日は、世界的に有名なサックス・プレーヤーである渡辺貞夫の1番のお気に入りアルバム、Front Seatをご紹介します。1989年リリースのフュージョン・アルバムです。後述する参加ミュージシャンがまた豪華。メンバーがすごいと個性のぶつかり合いがあって刺々しいこともありますが、このアルバムではナベサダらしい「和」の力によってうまく個性が溶け合っています。

 この「和」には2つの意味があります。1

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Sample This / Joe Sample

Sample This / Joe Sample

 さて、またまたJoe Sample。もうかなり前のことですが、友人がすすめてくれたアルバムを早速、購入して聴いてみると・・・おいおい、これいいんじゃないの! それがこのアルバム、Sample Thisです。そんなわけで、また愛聴盤が一枚増えました。

 Crusadersのファンである僕にとっては、すべてがもうすでに知っている曲。安心して楽しめます。一曲目のRainbow Seeker IIのあ

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Rainbow Seeker 虹の楽園 / Joe Sample

Rainbow Seeker 虹の楽園 / Joe Sample

 学生時代にフュージョン系のバンドをやっていた頃、キーボーディストの間では、Joe Sampleは大人気でした。あちこちのライブで、三度下がってから駆け上がるフレーズが聞えてきていました。彼はCrusadersのキーボードとして有名ですが、ソロ作品にも名盤がたくさんあります。今回は彼のソロ作品から定番中の定番、「Rainbow Seeker (虹の楽園)」をご紹介しましょう。このアルバムは1978

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