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1泊2日の移住体験で魅力を全部伝えます!奥伊吹が忘れられなくなるツアー②

しがレポは、滋賀県各地の“くらし”と“仕事” を取材する移住体験プランです。地元愛と人脈に深い、地域コーディネーターがご案内!普通の観光では体験できない密度で、地域の魅力に出会えます。地元の人たちと囲む食事会が地域になじむカギ。
写真を撮るのが好きな人、文章を書くのが好きな人田舎暮らしに興味がある人に来てもらった、おためしステイのレポートです。

しがレポの詳細はこちらより

ネット上の情報と実際に肌で感じることの違い

奥伊吹は地図で見ると山深い地域なので、自然や集落の感じなど、自分が生活するとしたらどういう感じになりそうか、自分に住めそうか、などを自分の目で見たいと思っていました。また移住者の方のお話を聞けるということで、この地に暮らすことのメリット・デメリットなどをお聞きすることも目的でした。


個人的に新規就農に興味を持っているので、奥伊吹の農業風景がどんなものなのか、就農可能性はありそうかなど、農にまつわる話もあわせてお聞きできればと思っていました。

ここでしか味わえることができない食に触れて

1日目の1番最初に行った山中にある自然食レストランのテラスで、伊吹の玄そばと、地元で採れた松茸のおにぎりを頂きました。そばは今まで食べたことがないようなもちもちの食感で、雑みのようなものがなく美味でした。料理に使われている調味料なども自然な風味のものばかりで、刺激が少なく体がびっくりしないような感じです。

私は普段から添加物などなるべく摂らないようにしていたのですが、それでも結構自分が刺激の強いものを食べていたんだ、という気づきがありました。地元産の松茸もとても濃厚な香りで、自然をそのまま口に頬張るような感じさえしました。

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レストランとその周囲ではスマホも電波がなく使えず、見渡すばかりの自然と向き合うばかり。自然の広大さにスマホをいじろうという気もあまり起こらないのは不思議でした。


レストランは山のかなり奥深いところにありますが、お客さんが絶えない感じで、自然や自然食を求めている人がたくさんいるんだなぁという発見もありました。

1人じゃない。同じような思いを持った者が集まる場

自然食レストランの奥様に食と健康についてのレクチャーをして頂きました。ご自身やご親族のご病気をいかに克服して行ったか、自然な食材とは何か、アーユルヴェーダなど東洋医学の効果、自然農と慣行農業の共存関係などなど、私自身も普段から興味を持っているトピックについての熱意のこもったレクチャーに感銘を受けました。

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この自然食レストラン全体がひとつの想いや考えを伝える場になっていて、同じ熱意や問題意識を持った人たちが気軽に集まれる場を作るという仕事は、仕事とプライベートを完全に分け隔てするのではなく全体的かつ有機的で、仕事としてとても魅力的に映りました。お店にやって来るお客さんも常連の方が多くいらっしゃるようで、自分たちの考え方に共鳴してくれる人たちと仕事を通してつながれるということは、自分にとっての理想形のようにも見えました。

都会では感じることができない自然の恵み

移住者の方が開業されたお店で、枇杷とどくだみと梅を使っためずらしい飲み物を頂きながら、そのお店のオーナーさまと、別の移住者のご夫婦のお話を伺うことができました。


お話を聞いていると、奥伊吹はけっして便利な場所とはいえないかもしれないけれど、都市で感じることがあるような強いストレスや圧迫感は少なく、都市部よりもっとリラックスして生きることを楽しめるのかも、と終始思っていました。

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移住者の方々の顔がとても晴れやかで、自然に近いところで暮らすことの魅力、自分たちの生活を自分たちの手で作っていく魅力をひしひしと感じました。周囲の自然から採取してきたものと思われる植物、地元の木を加工してつくられた木工製品など、どこかの外から運んできたものではなく自分たちの周囲にあるものを用いて自分たちの暮らしを作るという、抽象的ではない地産地消の姿が目の前にあることに感動していました(枇杷の飲み物もおいしすぎて、なくならないようにゆっくり飲んでしまいました)。

直接お話を聞くことが1番の近道

移住を検討している土地を自分だけで見てまわって、その雰囲気を感じ取ることも大切だと思いますが、その土地に住んでいる方のお話を直接聞くというのが1番だと感じました。移住前の場所でどのような点に悩みを持っていたのか、移住後にその悩みがどのように解消されていったのか、普段は人に聞きづらい生活費や家賃などがどう変わったかなどの具体的なお話を聞ける機会はとても貴重でした。


また個人的に就農に関心を持っているので、農的な暮らしを取り入れている方に色々とこちらの質問に答えて頂いたり、山間に広がる棚田にわざわざ車で案内して頂いて、自然の雰囲気をじかに感じとることができる機会を作って頂けたことがとてもありがたかったです。

滋賀県の食の素晴らしさに圧倒

自然食レストランや宿泊したゲストハウスなどでも滋賀産の食材がふんだんに使われており、滋賀は食が豊かな県だということを改めて感じました。出会った人たちもみな朗らかな感じをお持ちでした。

普段都市部に住んでいると、その土地で作られたものを食べる機会はあまり多くありませんが、食を通して暮らしを見つめ直したいという人にとって滋賀はとても魅力的な場所だと思います。琵琶湖を中心として東西南北、地域ごとにかなり文化が異なるイメージがあるので、滋賀のほかの地域ももっと見てみたいという気になりました。

このプランでしか体験できないことがいっぱい

移住を検討するにあたって自分がこれを見てみたい、知りたいという要望があれば、可能な範囲でスケジュールに組み込んで頂ける柔軟さや、自分ひとりで移住視察旅行をしていたのでは出会うことがなかなか難しい、現地に移住された方のお話を聞ける場をセッティングして頂けたことや、全体を通してなごやかな雰囲気で、現地の方々や参加者の方々も含め、素敵な出会いがたくさんあってとても満足しました。


しがレポ!のプランでは、ひとりで現地を見に行ったのでは経験できないことがたくさん経験できます。あらかじめ決められたプランに自分が参加するというよりも、自分が体験したいことの希望を伝えれば、色々と案を出してくださったり、フレキシブルに対応して頂けるので肩肘張らずに参加できるところがとてもよかったです。

現地で出会う方だけでなく、一緒に参加する方々との交流も刺激になりました。気になるエリアがあれば1つだけでなく複数参加してみると、色んな気づきや人とのつながりがたくさんできて楽しいと思いますのでオススメです。(30代・男性)

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