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【詩】『晩餐』

『晩餐』



小麦粉をまぶした孤独に



いちばん合うソースをかけて



深い夜を越えたい





手放してしまった夢でも


またちゃんと色を塗れるなら


今は痛くてもいい


傷ついたら治せばいいわけじゃない




廻る虚空からはあの日の雨






果たすべきことなら知っている

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