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【詩】『逃げ水』

『逃げ水』



無数の傘の色を見つめて



自分が何を解っていないのかを



考えたりした



午後三時四十分



霧雨の切れ目を探して



あなた 何処へ行くの?



顔の無い孤独が溶ける



午後六時半



全ては今日に消える

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