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noteからBrain・ココナラ・Kindle出版へ進出!?それ、逆ブランディングしていませんか?

こんにちは、しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

最近、とても気になっていることがあります。

これは「しちゃおじ」がnoteを開始して間もない頃から、ずぅーーーーーっと疑問に思っていたことでもあるのですが、『なんで皆さん!せっかくnoteを起点に情報発信をはじめたのに、次から次とおかしな方向へ突き進んでいってしまうのか?』というものです。

この「おかしな方向」としては、noteから「Brain」「ココナラ」「Kindle出版」への進出が代表的なのですが、『なぜ、Brain・ココナラ・Kindle出版への進出が「おかしな方向」なのか?』と言うと、ズバリ!逆ブランディングになってしまう可能性があるからです。

いきなり「逆ブランディングですよ~」と聞かされても「Brain」と「ココナラ」については、なんとなく理解ができるものかと思いますが、「Kindle出版」については『むしろ、セルフブランディングの構築なのでは?』と考える方も多いかも知れません。

もちろんケースバイケースであり「Kindle出版」を有効活用しておられる方もいるでしょう。

ですがKindle出版というのは、そもそもの構造的に逆ブランディングとなっています。

というわけですので、『noteからBrain・ココナラ・Kindle出版に進出するのは良いけれど、それって逆ブランディングじゃね?』について書いてみたいと思います。

今回の記事はきっちりと伝えたいことでもあるので、いつもより辛口調でいきますね!

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Brain(ブレイン)

まず、noteからBrainへの進出についてです。

Brainについてご存知のない方はググってくださいね。

(BrainのHPをチラ見)
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

Brainについては、異常です。

(すみません変換ミスです)

 Brainについては、以上です。

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coconala(ココナラ)

次に、noteからココナラへの進出についてです。

「しちゃおじ」個人的には、なんとなくお堅い印象のあるランサーズとかあの辺のクラウドソーシングサイトよりも、ポップで親しみが持てるココナラは好感度が高いのですが、どうしても「プロ」というよりは「アマチュア」の方が集まっている印象が強いです。

※最近では、ココナラのオンラインレッスン版とも言える「ストアカ」がありますが、このストアカも同様に、プロというよりはアマチュアの方が集まっている印象があります。

実際に「しちゃおじ」が、ブログのキャラクター制作や法人のロゴ制作を考えたときにココナラの出品者も一通りチェックしたのですが、「お仕事を依頼したい・任せたい」と思えるような方をひとりも見つけることができませんでした。

結局のところ、キャラクター制作の依頼はGoogle検索で辿り着いた方にお願いをしていますし、ロゴ制作の依頼はランサーズのコンペにて最優秀だった方にお願いをしています。

ココナラって、アマチュアの方がお仕事を請け負うための最初の一歩的なプラットフォームだと思いますので、ここに自分の商品・サービスを陳列してしまうと『私はアマチュアに毛が生えたレベルです』と公言しているの変わりませんし、周囲からも「アマチュアに毛が生えたレベル」だと(無意識レベルで)認識されてしまいます。

で、「ココナラに出品することで自分のnoteなどへURLを貼って誘導でもしているのかな?」とも思ったのですが、どうやら出品ページはおろかプロフィールページからも自分のnoteなどのURLを貼って誘導するようなことはできなそうですね(詳細は不明)。

基本的にプラットフォームというのは、Amazonも含めて自分のところで顧客を囲い込んで他へ流出させたくないためにこういった形になっているのですが、その点に関してnoteは競合するようなプラットフォームにも自由にリンクを貼ることができますよね。

例えば、noteから公開停止を受けた記事を内容修正することなく再投稿して、公開停止に該当する有料部分についてはnoteからBrainにリンクを貼って誘導することで、Brainにて販売を行うクリエイターさんも確認済みですが、これもnoteは黙認をしていました。

noteというメディアは、やはりブログ&決済プラットフォームですので、例えnoteが「それNGなんだけど」と考えたとしても、クリエイターがnoteの記事に設置する外部リンクへの対処までは(特別な理由がない限り)さすがに難しいのが現状なのかなと思います。

とは言っても、noteのビジョンや利用規約などを考慮すると、noteから情報商材系プラットフォームへ読者さんを誘導する行為は避けるべきだと「しちゃおじ」は考えています。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、要はココナラに出品してしまうと、あなたのビジネスからチープな印象が拭えなくなってしまうのです。

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Kindle(キンドル)

最後に、noteからKindle出版への進出についてですが、ここは詳しく書きます。

noteサーフィンをしていると、このKindle出版がとても流行っているように見えます。

結論としては、noteでの収益化(マネタイズ)が上手くいかないからKindle出版に活路を見出そうとしている形かと思うのですが、それ以外にもいくつか理由がありそうですね。

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まず、“Kindle作家”という肩書を使用されている方も多いのですが、これは逆ブランディングの可能性が高いです。

なぜなら、「数多ある出版社のどこにも企画書が通らないんだな...」と思われてしまうからです。

書籍の出版に関するノウハウというのは、「しちゃおじ」がインターネットビジネスに参入した16年前には既に確立されていて、本気で出版して作家さんを名乗りたいのであれば、書籍の1冊程度ならそれほど難しくはありません(もちろん売れるかは別ですが)。

実際に「しちゃおじ」の周囲でも皆さん書籍を出版されていますし、最早ニートに近い「しちゃおじ」の弟ですら(1冊だけで売れていませんが)書籍を出版しています。

これでも一応、「Kindle作家」ではなく「作家」を名乗れますよね?

もちろん、誇りを持って『Kindle作家です!』と名乗る分には構わないのですが、単に「作家」という肩書に憧れて「Kindle作家」としているのならやめた方が賢明です。

noteサーフィンをしていると、本当は「作家」を名乗りたくて仕方がないのだけど、次善の策として「Kindle作家」を名乗っている方をたま~に見かけることがあります。

中にはフォロワーさんが1万人を超えてはいるものの、毎日のスキポチでしかフォロワーさんを集めることのできない「意識だけ高い系」書籍の内容をツギハギしたような自己啓発系のエッセイ?を書かれ続けているKindle作家さんがいるのですが、あまりに痛々しいので見ていていたたまれなくなるし、なんというか悲しくなってきます。

こういった自己啓発系の方に限って『他人の批判は気にしなくていいんだよ』などと書いてしまいそうですが、これは論拠のない批判ではなく、客観的な事実であり評価になります。

自分の才能やできることの客観的な認識は、とても大事なことです。

「しちゃおじ」は、ギターに夢中になっていた時期がありましたが、あきらかに周囲と比べて才能が足りていなかったので割りと早い段階でキッパリとプロの道を諦めています。

いくら好きなことであっても自分にもともとの適性がなければ、頑張っても結果はついてきにくいし才能のある方との差は広がっていく一方ですので、それを趣味ではなく「仕事として追い求めることは無理だな」と、ある程度の大人になった時点で自覚すべきです。

そうでないと、いい年をしたおじさんやおばさんが丸井系のファッションブランドに身を包んで街中を闊歩してしまうかのように、傍から見ていてとてもイタイタしいのです。

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そもそもKindle出版とは?

ここで、いつもの「そもそも論」です。

そもそも「Kindle出版」というのは、要は「自費出版の廉価デジタル版」のことですよね?

したがって「Kindle作家」を翻訳してしまうと「自費デジタル作家」になりますので、これはあんまりかっこ良くないですし、間違ってもセルフブランディングにはなりません。

※いや、もしかしたら「しちゃおじ」が古臭い人間で、今どきの若い人たちにとっては「Kindle作家」が憧れの肩書なのかも知れません。ユーチューバーみたいな感じで。

しかもKindle出版の著者というのは、実は自分の書籍(コンテンツ)を売っているのではなく、Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)を売っているケースがほとんどです。

Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)とは、Amazonの電子書籍読み放題サービスですね!

なんでもKDPセレクトというものに登録をすると、この読み放題サービスであるKindle Unlimited対象本としての出版が可能となり、この場合は自分が出版した電子書籍が売れなくても、ページが閲覧されるだけで著者にロイヤリティ(対価)が発生する仕組みになっているようです。

さて、もしかしたらこの段階でピンと来た方もおられるかも知れません。

noteで記事を投稿した場合、ページがいくらビューされても1円も収益が発生しませんが、Kindle出版(KDPセレクト登録)の場合は、ページがビューされると1ページあたり約0.5円の収益が発生してきます。

これはつまり、noteで自分のコンテンツを記事として投稿するよりも、そのコンテンツをKindle出版してしまう方が、多少なりともお小遣いが稼げることを意味しています。

ここで、「しちゃおじ」が“お小遣い”とタイピングしていることにも注目してください。

Kindle出版(KDPセレクト登録)の報酬体系(1ページあたり約0.5円のロイヤリティ)にて、ざっと試算してみれば、誰にでもこれが“お小遣い”であることがわかりますよね?

このような報酬体系というのは、アフィリエイトで言うところのGoogleアドセンス広告と構造的に酷似しています。

Googleアドセンス広告では、主に自分のコンテンツを記事にすることで、そのページに訪問してくれた読者さんにページの各所に設置した広告をクリックしてもらうことで収益を得ることが可能になっています。

広告クリック後のリンク先のページで、商品・サービスが売れようが売れまいが一切関係ありません。広告クリックに対して、1クリック数円から数百円の収益が発生します。

Kindle出版(KDPセレクト登録)も自分のコンテンツを電子書籍にして、自分の書籍に訪問してくれた読者さんがページをめくってくれるだけで1ページあたり約0.5円のロイヤリティが発生しますので、自分の電子書籍が売れなくても収益を得ることが可能です。

Googleアドセンス広告の場合は、自分のコンテンツを提供することで広告主の商品やサービスの販売促進を行っている構造になっているのですが、Kindle出版(KDPセレクト登録)の場合は、自分のコンテンツを提供することでKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)の販売促進を行っている構造になっています。

なぜなら、ページをめくってくれる方というのは基本的にKindle Unlimitedに登録している読者さんであり、あくまでKindle Unlimitedの読み放題サービスを愛用しているわけですから。

※Amazonからしてみたら、読み放題サービスで提供できるコンテンツが増えれば増えるほどKindle Unlimitedの価値が上がりますし、Kindle Unlimitedの販売が促進されます。

つまり、「Googleアドセンス広告」も「Kindle出版(KDPセレクト登録)」も、自己のコンテンツを提供することで、他者の商品・サービスの販売促進をお手伝いすることで、お小遣いをいただけるビジネスモデルとなっています。

ですので、Kindle出版(KDPセレクト登録)の場合、自分の書籍を売っているというよりは、(実質的には)Kindle Unlimitedのアフィリエイトをしている形に近いのです。

ちなみにGoogleアドセンスで稼ぐためには、WEBサイトやブログの量産が必要なのですが、Kindle出版(KDPセレクト登録)を量産している方なんかは、まるでアドセンスサイトを量産しているアフィリエイターの構造とそっくりそのままになっています。

で、面白いのがこのKDPセレクトに登録をすることによって得られるKindle Unlimitedのロイヤリティのことを「印税」と呼んでいる人がいます。

なんだか「印税」などと口にすると、いかにも「作家さん」ぽくてカッコイイのはわかりますが、Kindle出版(KDPセレクト登録)による収益の実体としてはアフィリエイト報酬ですので、印税と呼べるものではありません。

このあたりの事情を考えても、やはり「作家さん」に憧れている「Kindle作家さん」が多いのかなと思います。

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なぜKindle出版を煽っているの?

さて、このようにKindle出版(KDPセレクト登録)というのは、実質的にはKindle Unlimitedのアフィリエイトですので、当然にKindle出版(KDPセレクト登録)の著者が得ることのできる収益も限られてきてしまうことがわかります。

これは以前に、「しちゃおじ」がKindle出版を検討していたクライアントさん(「しちゃおじ」よりも詳しい方)に直接ご質問して教えていただいたことなのですが、「Kindle出版をしたところでAmazonからの集客はほとんどない」とのことでした。

であるのならば、「Kindle出版をした電子書籍への集客はどうしているのか?」を続けてご質問してみたところ「noteから読者さんを誘導している」とのことでした。

この時点で「しちゃおじ」的には、Kindle出版をやる意味も価値も見出だせないのですが「なぜ、わざわざそんなことをしているのか?」と続けてご質問してみたところ、「Kindle出版した電子書籍内から誘導して顧客リストを取得している」とのことでした。

noteで有料記事を購入していただいても販売者は購入者のメールアドレスなどを取得することができませんので、Kindle出版をした電子書籍内から特典ページなどへ誘導、もしくは直接的にLINE公式アカウント(旧LINE@)の登録を促したりしているようです。

何もこんな情報商材屋さんのようなことをしなくても、自分のファンを確実に増やしつつナチュラルに顧客リストを取得していくことは可能なのですが、ここでは触れません。

ここで伝えたいこととしては、「Kindle出版をしてみたところで(結局のところ)noteの読者さん(特にnote初心者さん)を回遊させているに過ぎない」という事実です。

これでは、まったくもってビジネスがスケールしていきませんよね?

実際に、noteでKindle出版を煽っている方の書籍レビューには、いつものnoterさんの顔ぶれが揃っていますし、いつものように内容スカスカのお寒いレビューになっています。

『Kindle出版は稼げます!稼いでます!』は、Kindle出版による電子書籍のロイヤリティで稼いでいるのではなくて、Kindle出版を煽ることで需要を喚起し、Kindle出版のノウハウ販売やKindle出版のサポートサービスで稼いでいる方がほとんどなのが現実です。

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KU(KDPセレクト)のロイヤリティを試算

さて、ここで恒例の収益についての試算をしてみましょう!

「Kindle出版をしてもAmazonからの集客は期待ができない」と仮定して、noteから読者さん(フォロワー2,000人)をAmazonの電子書籍ページに誘導する形で試算してみます。

1.『Kindle出版しました~』的な記事をnoteに投稿する。
2.2,000人のうち600人のフォロワーさんがタイムラインで確認する。
3.600人のうち200人がタイムラインからnoteの記事へ訪問する。
4.200人のうち100人(KU登録)がAmazonの電子書籍ページへ訪問する。
5.そのまま100人(KU登録)が各50ページをめくってくれる。
6.計5,000ページ×0.5円=2,500円のロイヤリティが発生する。

いつものように3~5を“激甘中の激甘”で試算をしてみたのですが、Kindle出版をしてnoteでいくら宣伝してみたところでこんなもんだと思います。

2の「2,000人のうち600人」というのは、「しちゃおじ」がフォロワーさん3,000人程度の頃にnoteで記事を投稿すると、だいたい1,000ビュー前後にはなっていたので3割として計算しています。

非常にざっくりとした計算で恐縮なのですが、2,000人のフォロワーさんがいる方で2,500円(1冊)の試算になりましたので、10冊なら25,000円ぐらいの収益が得られるのかも知れません。

しかしながら、出版本数を増やさずにこの金額をキープしていくためには新規フォロワーさんを確保し続ける必要があるために無理ゲー状態ですので、やはりKindle出版(KDPセレクト登録)によるロイヤリティを伸ばしていくためにはアドセンスサイトと同様に量産が必須となってきます。

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結局のところKindle出版は稼げないの?

以下の記事{noteで見かけた収益化(マネタイズ)の方法 → Googleアドセンス広告 & 楽天アフィリエイト編}にて、各種アフィリエイトの収益ボリューム感として以下のように書きました。

「Amazonアソシエイト×10倍」 ≒ 「楽天アフィリエイト」
「楽天アフィリエイト×10倍」 ≒ 「Googleアドセンス広告」
「Googleアドセンス広告×10倍」 ≒ 「ASPアフィリエイト」

上記は「しちゃおじ」の古いデータからのざっくりとした収益ボリューム感なのですが、いつからか楽天アフィリエイトのクッキー有効期間が「30日間→24時間」になっていましたので、「Amazonアソシエイト ≒ 楽天アフィリエイト」になっているかも知れません。

で、おそらくKindle出版というのは、上記の「Amazonアソシエイト×10倍」 ≒ 「楽天アフィリエイト」と同程度の収益ボリューム感になると推測します。

それはつまり、同じく自己のコンテンツを提供することで他者の販売促進を行ってお小遣いをいただくことのできる「Googleアドセンス広告」の1/10程度の収益にしかなりません。

『いやいや、KDPセレクトグローバル基金の分配金だけでなく、購入してもらった分のロイヤリティもあるし!』

といった意見もあるかも知れませんが、読み放題分ではなく購入分のロイヤリティというのは、別にnoteの有料記事でも良いというか、むしろKindle出版よりもnoteの有料記事で販売した方が手数料も安くなるので、そもそもKindle出版をする必要性がありません。

※ですので、ここではKindle出版(KDPセレクト登録)をすることによる、ページがビューされるだけで得ることのできるロイヤリティ(対価)のみが重要となります。

では、一体なぜnoteの有料記事ではなく、わざわざKindle出版(KDPセレクト登録)をしているかと言うと、noteで有料記事として販売しても満足に購入してもらうことができないからですね。

その理由を簡潔に言ってしまえば、「そもそも実力がないので読者さんに対して価値のある情報を提供することができないため」です。

つまり、noteでKindle出版が煽られる構造としては、以下のようになっています。

1.(そもそも実力不足のため)noteで自己の商品・サービスを満足に売ることができない。
2.そこで、ページがビューされるだけで収益が発生するKindle出版に逃亡する。
3.とは言っても、Kindle出版は(実質的に)Kindle Unlimitedのアフィリエイトであり、お小遣い程度しか稼ぐことができないためアドセンスサイトのような量産が必須になる。
4.しかしながら、(この事実を知ってか知らずか)『Kindle出版は稼げる!夢がある!天下のAmazonや!セルフブランディングや!』と、おかしなメッセージを発信し始める。
5.なぜなら、Kindle出版で稼いでいる方というのは、Kindle出版によるロイヤリティで稼いでいるのではなく、Kindle出版のノウハウ販売やKindle出版のサポートサービスで稼いでいる人たちだから。

このような事実は、Kindle出版を煽っている方のnoteを確認することでわかります。

皆さん、最初は勢いよくnoteを更新していましたが、結局のところnoteで活躍することができずに、徐々にnoteでの更新が滞り、実質的にnoteを退場する形になっています。

Kindle出版を煽っている方の共通点とすると、Brainなどの情報商材系プラットフォームへnoteに限らずTwitterからも頻繁にフォロワーさんを誘導していますよね?

まとめてしまうと、Kindle出版が素晴らしいのではなく、noteで自己の商品・サービスを満足に売ることのできなかった方の”NEXT収益源”としてKindle出版が利用されているわけです。

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「しちゃおじ」もKindle出版をするかもよ

さて、「しちゃおじ」はKindle出版自体を否定しているのではありません。

Kindle出版の現実を無視して、Kindle出版を煽ることで、Kindle出版のノウハウ販売やサポートサービスで稼いでいる人にたいして『それ、どうなの?』と言及しています。

もちろん収益を得ることや作家を名乗ることが目的なのではなく、Kindle出版自体が目標であったり、Kindle出版自体を経験したい!楽しみたい!とかであれば、大賛成の立場です。

それとこのことも触れておきたいのですが、『Kindle出版は、小説などではなくノウハウ系がオススメ!』といった見解がありますが、それはまったくの逆になります。

むしろ、途中でぷちっと内容が中断されてしまうことで理解することや楽しむことが難しくなってしまうような、小説・漫画・旅行記などの方がよっぽどKindle出版に適しています。

小説や漫画や旅行記などをnoteの記事でポツポツと連載するのも良いのですが、日数が空いた途切れ途切れの連載よりも、電子書籍などで一気に読破したい人も多いのです。

この『Kindle出版はノウハウ系がオススメ!』の意味が最も不明な理由は、であればそのノウハウをKindle出版(KDPセレクト登録)で安売りしないで、noteの有料記事やその他noteに限ることなく自分で決済システムを導入して販売すれば良いことだからです。

例えば、「しちゃおじ」は以下のような有料記事をnoteで販売していますが、この記事は6万字ほどありますので、Kindle出版(KDPセレクト登録)をすることでそれなりにページがビューされるのかも知れません。

ですが、この有料記事の内容については、Kindle出版どころか大手出版社からの一般書籍であっても出版するようなことは絶対にありません

なぜなら、ホンモノの有益情報を詰め込んでいるからです。

ホンモノですから、安売りをして市場に広まってしまうと法律が改正されてしまいノウハウが使えなくなってしまう可能性すら出てきます。

ホンモノの情報というのは、こういった取り扱いになるものであって、Kindle Unlimitedの読み放題の対象にしてしまうとか、まさか情報商材系のプラットフォームで煽って販売するとかあり得ないわけです。

「しちゃおじ」は、2022年現在でもGoogle SEOに関する完全オリジナルノウハウもいくつか持っていますが、こちらもホンモノですので安売りをするどころか、ごく限られた信頼できる知人にしか公開しておりません。

内容の濃い価値ある情報であればあるほど、そうそう簡単に表に出して販売するメリットも必要性もありませんので、Kindle出版(KDPセレクト登録)をして必死にPRしながら販売していくなんて考えられないわけですね。

つまり、もともとたいした価値のない取扱説明書を解説したレベルのノウハウだからこそ、Kindle出版(KDPセレクト登録)にて電子書籍として販売されているわけです。

「しちゃおじ」は小説も詩的な散文も旅行記も書きますが、これらであればKindle出版(KDPセレクト登録)をしても良いですし、出版社に直接企画書を送付しても良いです。

なお、世間では貴重なノウハウぶった一般書籍もたくさん出版されていますが、あれはネットでの見込み客へのリーチがだいたい終わったので、さらにリーチを広げるために一般書籍を出版してネットとは属性の違うリストを獲得しているだけで中身はほとんどないですよ。

出版部数と印税率をかけ合わせていただければわかりますが、出版社から書籍を出したところでまったく儲かりませんので、顧客リストを取得するために(もしくは、ブランディングの一貫として)出版をしているのです。

かなり前に書店で立ち読みをした某「お金の大学」という本がありますが、冒頭から著者自身がアフィリエイト報酬で稼ぐための目次になっていてほとほと呆れましたけど、それをありがたがって購入しちゃうような人は完全に情報弱者に分類されてしまいます。

ということで「しちゃおじ」も、もしかしたら将来的にサクッと読めるようなコンテンツに関してはKindle出版をするかも知れません。

旅日記とか自伝とかは面白く書けるかも!

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マーケティングの核は「集客」

ここは、おまけで書いておきます。

これはとても素朴な疑問なのですが、皆さんなぜか「販売すること」に夢中になってしまうためか、「集客すること」をまったく考えていない方がびっくりするほど多いです。

マーケティングの核は「集客」です。

Kindle出版をして販路を拡大するのは良いとして、そのKindle出版した電子書籍への集客はどうするつもりなのでしょうか?

Kindle出版をしただけで、Amazonの検索窓などからAmazonユーザーが自分の出版した電子書籍に大量に押し寄せてきてくれるのであれば「しちゃおじ」もKindle出版を本気で検討したいのですが、Kindle出版しただけではAmazonからの集客がほとんど期待できないのですよね?

これも聞いた話で恐縮なのですが、例え売れ筋ランキングで上位になったとしてもAmazonからの集客はほとんどないとのことでした。

これが本当なのであれば、絶望的かなと思います。

また、noteやTwitterからKindle出版した電子書籍のページへ送客するのも良いですが、そのnoteやTwitterへの集客はどうするのですか?まさか相互フォローではないですよね?

マーケターは、この「集客」が見えていない状態で、『考えてばかりいないで手を動かせ!』と突っ込んでいくことはしません。きちんと考えて答えを出してから動きます。

noteのクリエイターさんの中には、クリエイティブなマーケターがいませんよね?

Brainで格安のフロントエンド商品と特典で情報弱者を釣ってLINE公式アカウントに誘導してバックエンド商品を売り込んだり、Brainのアフィリエイト機能を利用してTwitterで拡散を図ったりしていますが、こんなのは手垢のついた情報商材屋さんの手口であってマーケティングではないのです。

「しちゃおじ」の読者さんは、こういった手口にはどうぞご注意ください!

この界隈で流行っているらしい“しょーもない”手口につきましては、別の記事で詳細を解説したいと思います(どこかの誰かさんが情報商材として広めているのでしょうから)。

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Kindle出版の結論的なもの

さて、長文になってしまいましたが、Kindle出版の結論的なものを書いておきます。

まず、きっちりと伝えておきたいことは、実力のある方というのは「逆ブランディングの可能性もあるKindle出版を安易に行わない」という事実です。

その理由としては、「Kindle出版(KDPセレクト登録)≒ Kindle Unlimitedのアフィリエイト」ですので、そもそも構造的に稼ぐことができませんし、それ以前にわざわざKindle出版をしてまで内容の濃い価値ある情報を安売りする必要性がまるでないからですね。

Kindle出版をするくらいであれば、noteの有料記事での販売でも良いですし、さらにはクローズドに独自決済での販売を選択しても良いのです。

そちらの方がよっぽど稼げますし、提供する情報の価値を持続させることもできます。

さて、このような事実を踏まえたうえで視点を180度反転させることで物事の本質が見えてきます。

それは『では、一体なぜ?Kindle出版を煽っている方がこれほどいるのか?』ですね。

この問いにつきましては、この記事で書いてきた通りですので「?」の方は、再度じっくりとこの記事を一読してみてください。

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以上 – noteからBrain・ココナラ・kindle出版へ進出!?それ、逆ブランディングしていませんか? – でした。

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