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マッチョと一緒に悪魔祓い!ティーンズ•エクソシスト•ムービー「ベスト・フレンズ•エクソシズム」【ホラー映画を毎日観る人】(382日目)

「ベスト・フレンズ•エクソシズム」(2022)
デイモン・トーマス監督

◆あらすじ
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1988年、とある田舎町。親友同士のアビーとグレッチェンは友人の別荘に遊びに行き、森の中にある廃屋を見つける。そこで恐ろしいものを見た二人は慌てて逃げ出すも、逃げ遅れたグレッチェンは何かに取り憑かれてしまう。アビーを貶めたり、友人の彼氏を誑かしたり、自傷行為を繰り返すなど異常な行動を繰り返すグレッチェン。心配したアビーは霊感があるレモン•ブラザーズの末っ子クリスチャンに協力を仰ぎ、グレッチェンを救うため悪魔祓いを敢行する。
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アマゾンプライムオリジナル作品で、原作はホラー作家グレディ•ヘンドリクス氏が担当しています。

思春期の少女二人の友情を描いたティーンズムービーの要素とホラーのバランスも絶妙で、80年代の雰囲気や音楽もとても良かったです。

一応、コメディホラーに分類されるとは思いますがコメディの要素は正直そんなに面白くないというか、ギャグなのかマジなのかがよく分からない微妙なシーンが多かった印象です。

序盤のグレッチェンが悪魔に取り憑かれる流れや後半の悪魔祓いのシーン(後述します)が少し雑に感じました。悪魔の存在がどれくらいヤバいのかがあまり伝わって来ないためエクソシスト系の作品としてはちょっと微妙かもしれません。

廃屋で見たこれ↑も怖さがあまり伝わって来ませんでした。

グレッチェンが悪魔に取り憑かれてしまったことでアビーと仲違いをしてしまう中盤の展開は非常に丁寧で思春期ならではの葛藤や他の友人(マーガレット、グリー)の使い方も上手かったです。

マーガレットの口からワームが飛び出すシーンは
非常にインパクトがあって面白かったです。

ですが後半の物足りなさを考えるとこの中盤をもう少しコンパクトにして後半に時間をかけたほうが良いのかなと思いました。

登場人物の描き方が非常に上手く、メインのアビーとグレッチェン、友人たち、レモン•ブラザーズ等などそれぞれ役割もしっかりしていて印象に残りやすくて良かったです。

アビー(エルシー・フィッシャー)
グレッチェン(アミア・ミラー)

霊感があるレモン•ブラザーズの末っ子クリスチャンに協力を仰いでグレッチェンの悪魔祓いをする後半の展開はとても面白かったんですけど、拘束したグレッチェンにクリスチャンが塩や聖水を雑にぶっかけるだけの物理一辺倒の戦い方であまり盛り上がりませんでした。しかもクリスチャンは途中で怖気づいて逃げます。

クリスチャン
その後、ヨーグルト会社のCEOになったそうです。

その後アビーが自力でグレッチェンの体から悪魔を取り除くまでは良かったんですけど、肝心の悪魔の姿が引くほどショボいです。ハリー・ポッターに出てくるドビーみたいで全然怖くないし、少女二人に秒殺されるあっけないラストはかなり残念でした。

ホラー映画としては少し物足りませんが、ティーンズムービーとしてはかなり面白いと思います。

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