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なにげないとき、の質問力をかんがえる。

たしか松本人志さんだったと思いますが、いつぞや美容室で聞かれる「休みの日はなにをしていますか?」という質問がこまる、と仰っていた。
こまる理由は、それは休みの日によって違うからなあ、だった。

わたしも松本さんと同意見だった。
会話のキッカケを作ろうと非常にありがたいことなのだが、ついつい「えーっと、えーっと・・・」と考え込んでしまう。
ただ美容師さんからすれば、まじめに考えられてもこまってしまうと思う。

お互い悪気がなく、気遣いあってのことなのにそこで会話が止まってしまうのはもったいない。

だから、すぐに答えられないときは「ちなみに美容師さんはインドアですか?それともアウトドア派?」と聞くようにしている。

すると、これがけっこう会話の糸口になったりしている。

***

会話がはずむ質問のしかたには、ある程度の条件があって、それはたぶん大きく分けて2つ。

いわゆる「クローズド・クエスチョン」と「オープン・クエスチョン」の使い分けの話。

クローズド・クエスチョンは、Yes/Noで答えられたり、答えの選択肢が決まっている質問。

マンガはよく読みますか。
ドラマは好きですか。
朝ご飯は和食派ですか、洋食派ですか。
いぬとねこはどっちが好きですか。

など。

オープン・クエスチョンは、答えの選択肢に決まりがない質問。

マンガは何が好きですか。
どんなドラマが好きですか。
朝ご飯は、なにが良いですか。
好きな動物はなんですか。

みたいな。

お分かりかと思うが、美容師さんの「休日はなにをしていますか?」という質問はオープン・クエスチョン。

どちらの手法にも長所と短所があって、オープン・クエスチョンの短所は選択肢が広すぎると答えづらい、ということがある。

そのため、人によっては考え込んでしまい、話が途中で止まってしまうリスクがある。

なので、初対面の人や会話のキッカケとしては、クローズド・クエスチョンのほうが向いている。

冒頭で例を出した「休日はインドア派ですか?アウトドア派ですか?」とか。

「インドア派ですかねえ」

どちらかの答えが出たら、今度はオープン・クエスチョンに切りかえる。

「そうなんですね。いつも何して遊んでいるんですか?」

「動画みたりしてますかねえ」

今度はクローズドに切りかえる。

「そうなんですね。動画は2次元(アニメ)ですか、それとも3次元(ドラマ・映画)ですか?」

と、始めはクローズドで、次はオープン、クローズドと繰り返していくと会話が弾みやすかったりする。

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