シラトリーヌ

フルタイムOL作家。 2022年1月に仕事の都合で関東から東北に移住しました。エッセイ…

シラトリーヌ

フルタイムOL作家。 2022年1月に仕事の都合で関東から東北に移住しました。エッセイ、小説、絵本など。 お仕事のご依頼はtricotton@hotmail.co.jpまで。 インスタは@shi_ra_to_ri

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2024年のはじまり・個展のお知らせ

元旦、予想もしていなかった大地震。 災害は時を選んでくれない。 被害に遭われた方々、避難中の方々、少しでも早く元の生活に戻れますように。 「あけましておめでとう」とは言いづらい状況になってしまいましたが、 今ある環境に感謝し、できることをやって、前に進んでいきます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 1月4日からは東京・原宿のCAFE SEE MORE GLASSで個展が始まります。 幸いなことに会期中は暖かい日が続きそうです。 新年のお出かけにぜひお立ち寄り頂けたら幸

    • 2023年〜2024年3月に巡った盛岡の素敵な喫茶店まとめ

      2022年に巡った盛岡の素敵な喫茶店まとめはこちら この記事、年末か年始に出したかったのにもはや3月も終わりじゃないか…。 さて、初年度よりは少なめですが、今回も喫茶の街盛岡の素敵なお店の数々を紹介します! 機屋本店 カワトクcubeⅡとクロステラスに入っている店舗には以前から行ってましたが、本店は初めて。やっぱり本店が一番ですね! 他の店舗にはない特徴といえばなんといってもこの胸キュンなお店の佇まい。そして併設の洋菓子店のケーキなども店内で頂けるので、本店が一番スイー

      • ふと目を上げると、泣きたくなるような景色

        一杯のお茶と、些細な談話から 生まれた閃きの小さな灯を 消えないように、消えないように 胸に抱え、不安の黒い潮が満ちる前に家路を急ぐ ふと、目を上げると、泣きたくなるような景色 持ち帰った灯を甘く香る蝋燭にうつし、 そのあかりを頼りに筆を取る 不安は引潮と共に去り、その手は泉のように湧き上がる感傷に色を与え続ける やがて乳白色の朝靄が微睡みを連れて迎えにくるまで

        • 文学フリマ東京37出展!「やさしいことばをかけてあげたい・上」

          新しい本ができました!みなさんこんにちは。シラトリーヌです。 10年、、、いや、もっと前か。とにかくすっごい前から書いていた小説(の上巻)が出来上がりました。 ジャンル的には「群像劇」ですかね〜 28歳にしてまだ新米高校教師の「やまちゃん先生」にとって気になる存在の生徒3人、坂本さん(繊細でオドオドした女子)・桃田くん(無気力なもやしっこ)・上野さん(しっかり者だけどちょっと性格キツい)の高校3年生の思い出と、10年後、28歳になったそれぞれの生きづらい日常。 みたいな感じ

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          絵本「モーフィー」、詩集「ノスタルジック」取り扱い店舗

          昨日でABTT2023終了しました。ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました☺️ そしてそして、ABTT行きそびれたー!という方、ご安心ください。 詩集「ノスタルジック」を ポノブックス とアカシヤヨギー に納品しました。 ポノさんには新しいコースターも追加してきました。 素敵なお店に置いて頂けて幸せな私の作品たちを、今後ともどうぞよろしくお願いします❤️

          絵本「モーフィー」、詩集「ノスタルジック」取り扱い店舗

          「自分の考えを持つ」ということ

          先日「C'MON C'MON(カモンカモン)」という映画を観ていたく感動したのだが、何がびっくりって、アメリカの子供たちが想像をはるかに超えるくらい思慮深くて哲学的で、何より「自分の考えをしっかり言える」ということ。 ホアキン・フェニックス演じるジョニーがラジオ番組を制作する人で、その番組の素材となるのが一般の子供たちへのインタビュー。アメリカの様々な州で、とりわけ移民の子供達に世の中のことや自分の将来のことなど、多様な質問をしていくシーンが劇中に散りばめられている。「C'M

          「自分の考えを持つ」ということ

          真夏の八幡平が美しすぎた

          8月11日。山の日だからというわけではなく、3連休で晴天なのがこの日だけだったので、弾丸日帰り八幡平山頂からの温泉ひとりツアーへ。 9:00 盛岡駅から八幡平自然散策バスに乗車。出発寸前にサングラス(度付き)を忘れたことに気づいたけどまあいいや。視力0.3だけど。 途中どこかの道の駅(名前忘れた)でトイレ休憩&お買い物。お昼は山頂のレストハウスでカレー稲庭うどんを食べようかと思っていたけど、ふと自然の中でおにぎりを食べた方がいいような気がしておにぎりを探す。発見。大きめの

          真夏の八幡平が美しすぎた

          可愛い一日

          7月のある日、作家仲間で同い年の友人スーさんと楽しい午後を過ごした。 まず以前から気になっていた八幡食堂コレコウジツにランチに行こうということで、昼時だと混むと思い少し早めの11時に現地集合の予定だったのだが、当日「遅く起きた上に掃除やらなんやらしているうちに身支度が間に合わなくなる」というしょうもない理由で「ごめん、やっぱり12時でいいすか?」とスーさんにLINE。すると「そのほうが助かります!」と返信が来た。スーさんと遊ぶのはまだ2回目だけど、もうこの時点で彼女とはフィー

          暴力を許さない

          ここ数ヶ月で3本、「性暴力」にまつわる映画を見た。 「SHE SAID」「Promising Young Woman」「Woman Talking」 SHE、Women、もちろん加害者が男性で、被害者が女性である。 「SHE SAID」を観た直後にも、noteで暴力にまつわる記事を書いた。 こういった作品を観るたびに呼び起こされるもの、それは「性」ではなかったはずの暴力の記憶だった。ずっと記憶に蓋をしていた男性への憎しみが悪夢のように鮮明に蘇ってくる。 最初の暴力の記憶は

          暴力を許さない

          ABTT始まりました。

          本日より、盛岡でスーパーハイレベルなZINEフェスが始まりました。 わたくしシラトリーヌは絵本「モーフィー」と、新作の詩集「ノスタルジック」を出品・販売しています。 夏のお出かけにぜひ、お立ち寄り下さい! また、ABTTは通販も可能です。  遠方にお住まいの方はこの機会にぜひ(^^) 「ART BOOK TERMINAL TOHOKU 2023」 会期:2023年7月22日(土)-8月28日(月) 10:00-18:00 《入場無料》 ※8月22日(火)休業 ※水曜日

          ABTT始まりました。

          絵本「モーフィー」ついに刷り上がりました。

          2年ほど前からコツコツこちらに投稿していた「モーフィー」がついに、紙の本になりました! 絵本と言ってますが、絵が多めの小説のようでもあったりします。 noteでは現在8話までしか公開していませんが、本にはなんと10話まで収録されてる上におまけのマンガやモーフィーを描き始めるに至った経緯なども掲載しております! 想像してた以上に重厚な仕上がりになりました。感動‼️😭 印刷物は思い通りに仕上がるとは限らないので、業者さんから出来上がった本が届くと毎回すごくドキドキします。開封

          絵本「モーフィー」ついに刷り上がりました。

          モーフィー展

          重要なお知らせです!! コツコツ描いてはnoteで公開していた「モーフィー」がついに本になります‼️note未公開のエピソードも収録します‼️ ちょっと先ですが、4/9〜5/7(火曜はお休み)にアカシヤヨギーさんの外階段に原画の展示、店内で書籍の販売をします! ぜひモーフィーと優しい仲間たちに会いに来てください❣️

          モーフィー展

          フリーペーパー「休日」ふたたび

          「フリーペーパー休日」ご好評につき第2号を作りました。 今回は冬っぽさをイメージして前回よりも白っぽい紙に紺色のインクをメインに選び、オレンジの差し色で暖かみをプラスしました。毎回色選びは熟考します。 読み物としてより楽しめるようエッセイを加えたり、裏面一面にイラストと詩を載せたりしました。 この1年間の盛岡での生活を詩に書いたのですが、タイトルを「透明な街で」にしたのは東北の澄んだ空気が「透明」っぽく感じたのと、叶姉妹のポッドキャストで「好きな色は?」という質問に恭子お姉さ

          フリーペーパー「休日」ふたたび

          2023.2/22 SHE SAID

          休日はいつも遅く起きて、朝とも昼ともつかない時間帯に料理をする。今日もそんな日だった。 「フラッシュバック」とでもいうのだろうか。食事の支度をしながら突如思い出されたのは10年近くも前の出来事だった。 制作進行というポジションで従事していたある映画の撮影現場で、上司に殴られた。普段あまり感情を露にすることのない人だったが、私が反抗的な態度をとったためにキレたのだった。彼は私の鎖骨のあたりを拳で数回、力を込めて殴った。 バタバタした屋外のロケ中のことで、その瞬間はすぐさま過ぎ去

          2023.2/22 SHE SAID

          シラトリーヌの棚

          2月1日、とんでもねえ大雪の中、「シラトリーヌの棚」が盛岡のコーヒーも飲める書店兼ワークスペースのpono books&timesにOPENしました❣️ 私が独断と偏見で選んだ「推し本」をご自由にお読み頂けます。今回は詩集をいろいろ持ってきましたが、時たまテーマを変えて本を入れ替えようと思います。 人生で初めて作った幻のZINEもご覧頂けます! オリジナルの雑貨やZINEの販売もあります😊 お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい📚☕️❤️ #ブックカフェ #ワークスペー

          シラトリーヌの棚

          オリヴィア

          安堵と充足の甘い疲れに酔い 眠りの引力に身を任せ すべての予定を手放せる寛容さを受け入れる 小さな友人の質量に甘え 暖めた部屋に檜葉の芳香を燻らせて 今日できることを考える