車窓から見た景色。
2016年の6月の上旬、自分は約10年振りに中国へ一人旅をしていた。
目指す場所は雲南省麗江。
中国国内へは上海経由で成都まで行き、その後寝台列車を使って昆明へ。
そして昆明から麗江へと、これも寝台列車に乗って移動。
日本にいても列車移動というのは、色々体験しようと思えば出来るのだろうけど、やはり海外で一人で乗るというのはまた何か違う気がする。
昆明から麗江へは約9時間。
夜遅くに乗り、午前中に到着予定の便に乗車。
もう時間も遅かったので、カーテンを閉めて車内で就寝。
朝、列車の中でふと目覚める。
見てみると、最初に乗った時は大勢いたのに、気がつけばほとんどお客がいない。
おそらく途中でみんな降りたんだろう。
そんなことを思いながら外を見てみると、自分の目には今までに見たこともない素晴らしい夜明けの風景が飛び込んだ。
思わず持っていたカメラのシャッターを切った。
車窓から見たあの光景を自分は一生忘れないだろう。