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計画があるニートになった話

ニートになった。

突然なったのではなく、計画的になった。

元はと言えば、新卒で入社した会社を1年ちょっとで休職し、そのまま退職した形である。

ざっくり言えば、なれると思っていた“普通”になれなかったのである。

ここまでの人生、ふつうに学生生活を送り、ふつうに勉強を頑張って、ふつうに就職したのだ。

その地続きでふつうに社会人をできると思っていた。

ところが、わたしにとってそれは不可能だったのである。


わたしはどうやら、組織の下や人の指示のもと動くことがストレスになってしまうようである。

「ようである。」

どうやら、わたしは自分が何からストレスを受けるのかをわかっていなかったらしい。

ストレスの根本もわからず、ストレス性の胃痛やその他身体的な痛みだけを感じ取っていた。

ここはひとつ24年間の人生の大きな反省点。
自分の変化に敏感でいること、自分に合う環境にみを置くことを大事にしたい。

「少しでも違和感を感じ取ったら放らず細かく分析すること」。
そのために普段から日記をつけたり、もしかしたら本を読んで語彙力を付けるのも、どこかで上手く作用するかもしれない。


そしてもう一つ、私は人に相談するのがすごく苦手なのだ。

大前提として、
①人と相談する前に自分の中で答えは出ている(、と感じることが私個人にとっては多い。)
②弱い部分を大事な人々見せることで心配させたくない
この2つが大きな原因となっている。

勿論仕事に必要な質問等は上手くできる。
しかし自分ごと、こちらになると大変難しい。

きっとこのあたりが悪く作用してしまい、うつ発症に至ったんだと思う。
発症後も家族や周りの大切な人たちに自分の内情を話すことが苦手で、どうしても辛いときはその道のプロ、カウンセラーさんに相談した。
話すことで楽になる部分はやはりあるので、少しずつ素直に心の中を吐露できればと思う。
noteや絵に表すのも1つの方法と捉えて。


そんなこんなでニートとなった私だが、実は進む道を決めている。

前述にもある通り、組織の下で動くタイプでないので最終的には個人事業主となるのが目標だ。
事業は、休んでいる期間に改めて好き且つ得意と感じたアート関連中心に。

ひとまず手に職をつける為、1年かけてネイルの資格を取得することにした。
資格を持てば、仮に全国どこに行ってもサロンでの仕事には困らない。

計画的ニート。明るい響き。

この道を通ってこなければできなかった経験、得ることのできなかった知見があり、そして出会うことができなかった人々がいる。
だから私は後悔をしていないし、今までの選択や経験は必然で必要だったと思う。
調子が悪くなり始めてから1年くらい経ち、苦しい時期もあったが結果的にこの思考に行き着くことができた。

選んだ道を正解にするのが人生だろ
わたしがすごく好きなフレーズ。多分何かの歌詞だったと思うが、参照元は全く思い出せない…もしご存じの方がいれば、こそっと教えて下さい🫡

最近またエンドユーザーの方々と直接触れあえるようなバイトを始めたのだが、やはり楽しい。
自分にとって居心地の良い場所を選んだり作ったりしながら、今後も生きていければ良いと思う。


きっとまた忙しい日々になるかとは思うが、たまには好きな曲を聴きながらひとりで散歩でもして自分と向き合う時間をつくりたい。
わたしとして生きる人生はこれが最初で最後だから、大好きな人たちとハッピーに過ごせるように。

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