【シェア街住人インタビュー】シェア街は第2の実家 コミニティマネージャー佳実さん
「シェア街は私にとって第2の実家のような場所です。シェア街を最高の実験場として使ってほしいですね」
と語ったのはシェア街コミュニティマネージャーの佳実(よしみ)さん
今回は彼女がシェア街にどのように関わり、活動の場を広げているのかをインタビューしていきます!
ー簡単な自己紹介とシェア街でどのような活動をされているのか教えてください。
現在は法人営業の仕事をしながら、シェア街で活動しています。
シェア街では
・シェア街メディア編集部のコミュニティマネージャー
・月3回ほどシェア街キッチンにて快うん〇カレーの提供
・占タクシーのきょてんで今月のシェア街を占う
主にこの3つで活動中です。
他にも毎週木曜日にあるランニング・火曜日のヨガに参加したり、その他の企画やイベントにも積極的に参加しています!
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シェア街キッチンnote
https://note.com/sharemachi/n/n87396318e01b
シェア街占タクシーnote
https://note.com/sharemachi/n/n28ca24fe8c9e
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ーシェア街に入ったきっかけを教えてください。
きっかけは、地域とつながる大切さを改めて感じたからです。
私は2020年の新型コロナウイルスの流行を受けて、1年間実家に帰省していました。地元に帰省をしたことで、今までになかったつながりが増えたんです。その時に「もっと早く地域と繋がりを持てばよかった」と思いました!
オンラインコミュニティや新しい繋がりに魅力を感じていたのもあります。多くの方が経験したことだと思いますが、コロナのときは友達に直接会うことができませんでした。
でも、オンラインのコミュニティがあれば、コロナのような時でも仲間と会えると思ったんです。
また台東区付近に引っ越す予定だったのもあり、会社の人たちや友達とは違うつながりも欲しいと考えていました。
その時にLittle JapanがWantedlyで「地域とつながる」をテーマに仕事の募集をしていたんです。
地域とのつながりができるということで、応募をしてシェア街に入ることにしました。
1度のつながりが他のつながりを呼ぶ面白さがあるので、活動していて飽きることがありません。
ー地域とつながる大切さに気づいてシェア街に入ったんですね。
シェア街に現在約1年半住んでいるということですが、居続ける理由はありますか?
1番の理由は「つながりがつながりを呼ぶから」です。
シェア街の特徴は、ひとりひとりのやりたいことが広がっていくことだと思います。だから全然活動に飽きることがないんです。
現在の活動があるのも、やりたいことのつながりがあったからだと思います。占タクシーの拠点に参加したのも、ほよさんという住人さんのやりたいことを聞いて、参画したいと思ったことが始まりです。
スパイスカレーを提供し始めたのも、シェア街キッチンのnote記事を見て、足を運んで、きっしーさんと話したことがきっかけでした。
他にもシェア街住民のあきねえさんに声をかけてもらい、台東区100人会議に登壇したこともあります!
※100人会議とは、街で働く100人を起点に人と人をゆるやかにつなぎ、都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティ
https://100ninkaigi.com/
ー100人会議に登壇されたんですね。緊張はしませんでしたか?
もちろん緊張しました。
だけど、身体と心にやさしい暮らしを届けたいという想いと、シェア街の人たちが応援に来てくれたのもあって、楽しい時間を過ごさせてもらいました。100人会議をきっかけに、私のスパイスカレーを食べに来てくれる人がいたのもうれしかったですね!
家族の病気をきっかけに、腸と脳を健康に保つ大切さに気づくことができました。
ー「身体と心に優しい暮らし」が活動のテーマになっているんですね。
具体的にどのような活動かお聞きしてもよろしいですか。
はい。身体と心に優しい暮らしをシェアしたいという想いがあり、現在はシェア街キッチンで酵素玄米と有機野菜を使ったカレーを提供すること、瞑想を暮らしに取り入れる活動をしています。
ーお話を聞いてて、強い想いがあるのを感じました。活動を始めたきっかけはありますか。
きっかけは家族の病気だったんです。家族が腸の病気になった後、少しうつのような状態になったことがありました。病気と向き合う中で「腸と脳がつながっている」ことを感じたんです。
栄養を意識して摂るようになった頃、主食を栄養価の高い「酵素玄米」に変えました。酵素玄米は玄米と違って、パサパサ感がなくて消化しやすいんです。ミネラル、ビタミンと食物繊維が豊富なので、少ない量で栄養と満足感が得られるのも酵素玄米の良さだと思います。
スパイスカレーを作っている理由は、市販で売っているものでは食べたくても毎日は食べられなかったからなんです。市販で売っているカレー粉は、大体は小麦粉や油を多く使用しているので、食べたときに罪悪感を感じていました。
そこでグルテンフリーの体にやさしいカレーを作ることにしたんです。少しずつ食事習慣を改善していく中で、改めて自分の身体と心を大切にすることの重要さに気付いたんです。
それからは「身体と心に優しい暮らし」をテーマに活動をしています。
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【快うん〇カレー(かいうんまるかれー)】
腸活で身体とこころに優しい暮らしをシェア
有機野菜・自然栽培の野菜・無農薬の酵素玄米グルテンフリーカレー
実際にライターの僕もシェア街キッチンで食べさせていただきました。
3種類の仕入れ先からとれる有機野菜の味はとても新鮮でした。
粉類は一切使用せず、生姜・ニンニクとたまねぎを長時間炒めることでカレーのねばりけを出しているということには驚きが隠せません。
スパイスが効いているので、しょうがスープを飲んだ時のように身体の内側が温まる感じがします。2種類のカレーがあるのも食べていて楽しいです。自然由来のカレーなので、身体に馴染みがある味で絶品です。
毎月第2火・第3木に浅草橋Little Japanにて提供中
予約はinstagramのDMにて受付
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快うん〇カレーinstagram
https://www.instagram.com/yoshimi.shina/
@yoshimi.shina
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ー瞑想も生活に取り入れられているんですよね。
そうなんです。瞑想をすることで脳の調子を整えることができていると感じています。現代人は忙しいので、ずっと思考をし続けてしまう……。
脳を休ませる時間がないと思うのです。
だから、思考をクリアにする時間を作るために瞑想を取り入れました。瞑想をすることで睡眠の質が良くなったと感じますし、脳とつながっている腸にもいい影響を与えていると思います。さらに瞑想を取り入れる前と比べて、自分を信頼できるようになりました。
どうにかしてあげたいと葛藤したこともありましたが、子どもたちに少しでも関わって行きたいと考えています。
ーよしみさんの過去についてもお伺いできればと思います。
大学生のときにはどのようなことを勉強されていたんですか。
大学生時代は児童カウンセリングに関わる心理学を勉強していました。
特に印象に残っているのが、小学校へ行った実習です。
子どもと触れ合う中で、愛されたいという気持ちを様々な行動で表現する様子にさびしさを感じたことを覚えています。併せて、どうにかしてあげたいと葛藤したこともありました。
実習の体験を通じて、子どもたちに関わっていきたいと強く思うようになったんです。現在も時々子どもの居場所作りのボランティアに参加したり、シェア街の方でも何かできないかと考えています。
「身体と心にやさしい暮らし」をシェアできるような場所を作ろうと想っています。同じ悩みを抱えている人たちの支えになりたい。
ー今後よしみさんがやりたいと考えていることを教えてください。
「身体と心にやさしい暮らし」をシェアできるような場所を作ろうと活動しています。酵素玄米を使った快うん〇カレーも、瞑想も、身体と心にやさしい暮らしをするためのツールのひとつです。今後はそのツールを統合して、ひとつの場所を作りたい。
私は家族の病気をきっかけに
・自分が本当にやりたかったこと
・大切にしたい家族のこと
・健康の大切さ
ということに気付くことができました。
家族の病気というきっかけではありましたが、気付くことができてよかったと思っています。しかし、健康は病気など何かきっかけがないとなかなか意識しないですよね。
その状態だと、いざ何かあったときに知識不足だったり、周りに相談できる人がいないという状況になってしまうんです。
私は病気の家族と向き合う中で、一番大変な時期は家族以外の人に相談することを躊躇していました。すべて手探りだったので、自分たちに合った方法は何なのか、模索しながらだったので時間もがかかったんです。
シェア街での活動を通じて、解決策や情報をシェアできるような場所があれば、私たちのように一からスタートしなくて済むと考えました。だから頼れる人がいる・仲間がいるという安心感と、知識としての選択肢が得られるような場所ができたらすごくいいなと思ったんです。
直近では腸活のお仕事をされている方と「腸活とメンタルケアのフェス」があったらよいね〜と盛り上がっていました。
他にも検討段階ではありますが、シェア街キッチンで子どもがお母さんと一緒に集まれる場所のようなイベントも作りたいとも考えています。
「身体と心にやさしい暮らし」をテーマに、みなさんの生活が豊かになるように活動していきたいです!
ー最後にシェア街に入ろうと考えている人、これから活躍してきたい人にメッセージをお願いします。
シェア街はやりたいことを実験する場所として最高です!
・やってみたいけど楽しいか分からないこと
・周りにどう思われるか気になること
という「やりたい」がみなさんの中にあると思います。
シェア街には温かい住民さんがたくさんいるので、やりたいことを表現しやすいんです。いきなり実生活でやりたいことを実現しようとするのはハードルが高いですし、不安がありますよね。
シェア街の人はやりたいことを面白がって協力してくれる人が多いですし、やさしく受け止めてくれるので安心安全なんです。
私は安心と安全があると、素直にやりたいことを表現できると思っています。
ぜひシェア街をみなさんのやりたいことを実験する場所として、有効活用し
てください。みなさんの「やりたい」を待ってます!
写真:提供写真
執筆:福田聖也
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