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<はじめに>


「皆さんはFIREを目指していますか?」

FIREとは今後衣住食するためのお金を貯めて、早期退職することを指します。

こう聞くと多くの人が「羨ましい、FIREしたい」と思うはずです。

マイナビが300名を対象に「仕事は楽しいか」というアンケートをとったところ、その約半数が仕事は楽しくないと回答していました。

つまり仕事に満足していない、もし経済的に自立できたとしたら、仕事はしたくないと考える人が日本人の半数いるということが分かります。

マイナビの仕事に関する調査①

私もその中の一人です。ただそれは”今の仕事”に対しての話です。
私の今の仕事は本来したかった仕事ではないためこのような事象が発生しています。

マイナビの追加調査によると今の仕事が自分がしたかった仕事である割合はまたまた半数となっていることが分かります。

私が考えるに、自分のしたかった仕事につけなかった、または何らかの理由で就くことを選択しなかった、そういった人が、今の仕事に不満を持っているのではないかと推測しています。


マイナビの仕事に関する調査②


普通に考えれば、自分のしたい仕事に就くことこそが満足度に直結するので当たり前の結果といえばそうです。

ただ私も自分のしたかった仕事は現在できていません。

それはなぜか。

その結論は「お金」です。


<サイドFIREを目指すに至った経緯>

私は大学生の時に、塾講師や家庭教師の仕事をしており、その仕事にやりがいと楽しさを見出して、毎日のように働いていました。

私がどういった点でやりがいや楽しさを感じていたかというと以下の3点になります。

①   生徒の成長を感じられる
②   自分の得意なことを活かして仕事ができる
③   自分の思考を次の世代に伝えられる

まず1点目、「生徒の成長を感じられる」についてです。

これは勉強を通して生徒がいろいろな面で成長するのを見届けられるということを指しています。

私が塾講師時代一番最後に担当していた高校3年生の生徒がいました。

その子は中学校から塾に通っていて、もともと地頭のいい子で、中学の時はほとんど勉強せずともテストで80点以上が取れるような子でした。

中学時代は自習という概念がほとんどなく、授業に参加し、テスト前に課題だけやって挑むという向き合い方でした。

その子は結果的に高校入試はなんなくクリアし、偏差値65の進学校に進むことになりました。

ただ高校ではその状態では全くうまくいきません。
なぜなら高校は教科数が倍、テスト範囲は中学校と比較すると2~3倍になるためです。

つまり授業で理解できなかった範囲、暗記しなくてはいけない範囲の増加により、自習をしなくては到底授業についていくことができません。

結果的にその子は、高校1年生では赤点を連発、高校2年生の時も自習は塾でだけ、そういった勉強生活を送っていたため、徐々に学年順位が下がっていきました。

そしてその子が高校3年生に上がるタイミングで私がその子を担当することになりました。

まずは意識改革からと思い、勉強の意義や努力の大切さといったことを毎授業インプットしていきました。

また言葉だけではなく、自分自身も日々資格の勉強や大学の勉強に真剣に取り組んでいる姿を見せることでより親近感と信頼感を持たせるよう努めました。

それを数か月継続するうちに、その子の勉強に対する意識も変化してきて、その子は夢や目標、そして志望校を決め、それに向かって全力で努力するようになったのです。

2次試験前、最後の授業でその子からもらった手紙の中には

「努力のどの字も知らない、どうしようもないやつだった私に継続することの大切さと高い壁でも何度も挑戦する勇気を教えてくれてありがとう、私を変えてくれてありがとう」

この言葉が入っていた時は自分の言霊がきちんと伝わっていたことが分かり、とてもうれしかったです。

このように塾講師は問題を解くことができるように指導するだけでなく、その子の思考や行動をも良い方向に導けるとてもやりがいのある仕事です。

次に2点目、「自分の得意なことを活かして仕事ができる」についてです。

私は中学校から現在までの総勉強時間は99%の人には負けていないと言い切れます。

高校受験、大学受験だけでなく、大学での勉強、研究、また社会人になってからの資格取得などありとあらゆる場面で時間があれば勉強してきました。

その結果、数学検定1級やTOEIC830他にも難関資格と呼ばれるもの多数所有しています。

これは紛れもなく、遊ぶ時間よりも勉強時間を優先したためです。

これまでにいろいろな勉強での成功体験や失敗体験をしてきました。

その失敗を今の学生にして欲しくない、また自分の成功体験を活用して、志望校に合格させたい、それには教育業界の仕事はまさに合致します。

例えば、中学校の時は一度読んでよく分からないことはとりあえず暗記するという学習で進めていました。

ただ、それは定期テストでは解けるかもしれませんが、その理論理屈を理解していないがために、入試問題や応用問題には太刀打ちできない。

またなぜ?を深く考察できない人間になってしまっていて、その思考の浅さに社会人になって気づきました。

もちろんワークを何周もするということは大事ですが、その問題がなぜその解法で解くのか、なぜそのように考えるのか、そのなぜを繰り返し考える練習になっていることにもっと早く気付くべきだったと後悔しています。

もちろんテストで点数を取ることは大切ですが、社会人として生きていくスキルを身に着けるための勉強であることを生徒たちには理解して欲しいと常に考えています。

こういった失敗体験をただの失敗にとどまらず、誰かの成功体験につなげることができれば私の失敗も無駄ではなかったと感じます。

成功体験も同様です。

これまでに一番時間をかけた「勉強」という自分の強みを生かして仕事ができるというのは私にとって一番幸せなことです。

次に3点目、「自分の思考を次の世代に伝えられる」についてです。

1、2点目とも被る部分がありますが、勉強以外の人生論も生徒に教えられることができるということです。

例えば社会人の求められるスキル、問題解決力、自己管理能力、こういったことを中学生や高校生のうちから意識させることで、社会人になって本人が活躍できるようにしてあげることができます。

こういったスキルはざっくりとしていて分かりにくいところがありますが、それを自然に身に着けられるように学習計画を立案させたり、問題へのアプローチの時に自然に取り入れたりすることで、生徒が自然とそのスキルを身に着けられるようにしてあげることができたらベストだと考えています。

これら3つが私が教育業界で仕事をしたいと思う理由です。

ではなぜ教育業界の仕事に就かなかったのか、その理由は「お金」です。

教育業界の平均年収は378万円。平均年収450万円と比較してもかなり低いです。

私は理系大学院を卒業しているため、高年収の企業を狙うことも十分可能でした。

なのでまずは高年収の企業に入り、ある程度の投資収入が得られるようになってから自分のしたかったビジネスを立ち上げることを目標としました。

これが私がサイドFIREを目指し始めた理由です。

大学の時にこれを決めて、初期は資産3000万円貯まったらと考えていましたが、投資収入で30万円あると普通の生活は送れると考え、現在は1億円を目指している状況です。

副業が軌道に乗ればもう少し早くサイドFIREに踏み切るかもしれません。

「そもそもサイドFIREって何かご存じですか?」

通常のFIREでは、資産運用による収入をベースに生活することを目指しますが、サイドFIREは資産運用をしつつ、副業などの勤労収入と合わせて生活することを指します。

私はただFIREして楽に暮らしたいという思いではなく、自分のビジネスを起こすために、そしてリスクを取りすぎないために、投資収入がある状態という担保を持ってから自分のビジネスを始めたいと考え、資産形成を開始しました。

資産形成は早ければ早いほどいいです。

1億円を持っている人であれば、年利4%で取り崩すことを考えると、年収400万円、月で33万円の収入となります。

これだけあれば最低限の生活は保障されながらも、自分のビジネスにも精を出せると考えました。

なので今は最速最短で1億円を貯められるように行動しています。

私が資産形成を開始したのは大学1年生の時、そこから現在20代半ばにして資産「5000万円」を突破しています。

20代で5000万円?

こう聞いて驚かれる方はたくさんおられると思います。

ただ私は普通の大学生、そして普通の会社員です。

それでも5000万円は余裕で貯めることができました。

私が5000万円貯めたノウハウはこちらのNoteで公開していますので、気になる方はこちらをご一読ください。


個人的にはFIREは一つの手段であり、ゴールにすべきものではないと考えています。

FIREしてその先に自分が何をしたいのか

それがないとFIRE後に燃え尽きてしまうことにつながる可能性があります。

またこういったポジティブな考え方だけでなく、嫌なことから逃げる方法としてもFIREは活用することができます。

どうしても働きたくない人、人間とのコミュニケーションが苦手な方はFIREできるだけの資産を最短で貯めて、退職し静かに暮らすという選択もできます。

人生はひとそれぞれです。どういった考え方でもよいと思いますが、FIREするために必要なことがあります。
FIREするために必要なことは以下の2点です。

・徹底的な支出管理
・安定した投資

支出管理は情報戦です。
基本的なことで言えば、格安SIM、ポイ活、ふるさと納税。
こういったものから始めていきましょう。

もし支出管理方法を理解したい方はぜひXを始めてみてください。

Xは様々な人がリアルタイムでコメントしていますし、質問にも答えてくれる方がたくさんおられます。

そこで有益な情報が得られることもあります。

安定した投資について学びたい方は私のYoutubeないしはXを確認してください。

下にリンクを張っておきます。

・X
https://twitter.com/shana_apamas

・Youtube


<最後に>

FIREすることで皆さんがこれまでよりもかなり多くの時間を別のことに投じることができます。

家族との時間を大切にする、旅行する、起業する、資格の勉強をする。

色々な可能性が広がると思います。

FIREを活用することで、皆さんの人生が好転することを心より期待しています。

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