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読書記録

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ジャンル問わず。読んだ本の記録、紹介。
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#大草原の小さな家

大草原の小さな家で ~読書記録219~

大草原の小さな家で ~読書記録219~

ローラ・インガルス・ワイルダーの研究者として知られる、スティーブン・ハインズの著書。

「大草原の小さな家」シリーズで知られるローラ・インガルス・ワイルダーの信仰に光をあて、その生涯と物語の底に流れるスピリットを読み解く。「真実はいつの時代も変わらない。誠実であること。うそをつかないこと。物事がうまくいかなくても朗らかに。そして勇気を抱くこと」。大草原で信仰を育んだ永遠のパイオニアガール、ローラの

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プラムクリークの土手で~読書記録32~

プラムクリークの土手で~読書記録32~

テレビドラマ「大草原の小さな家」でお馴染みのインガルス一家のシリーズ。
インディアンテリトリーから引っ越してきたインガルス一家はミネソタ州に落ち着くことに。
主人公ローラと姉は初めての学校。一家揃っての日曜日の教会通い。
イナゴの大群による畑作物の被害で父は出稼ぎに。母とローラたちは留守番。様々な事がありながらも
「終わりよければ全てよし」
19世紀のアメリカ開拓をローラの目を通して教えてくれるの

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シルバーレイクの岸辺で~読書記録35~

シルバーレイクの岸辺で~読書記録35~

ローラインガルスによる「大草原シリーズ」の4作目(福音館書店では)。
ローラは13歳になっている。
アメリカ鉄道開拓により、父は鉄道工事現場で働くことになり、一家もそちらに旅を。
冒頭では、いきなり2歳上のメアリーの失明が明かされ。旅の当日に愛犬ジャックが亡くなり(ここら辺の日付はフィクション?か!)
メアリーに代わり、長女の役目をしながらも、従姉(と言っても、父親の妹が結婚した相手の連れ子なので

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大草原のローラ物語~読書記録37~

大草原のローラ物語~読書記録37~

2014年、オレゴン州在住の作家パメラ・スミス・ヒルがローラ・インガルス・ワイルダーの「パイオニアガール」(開拓少女)を元に、丁寧に解説・注釈を加えたもの。日本では谷口由美子氏が翻訳し、2018年に出版。

元々はローラが1人称で書いていたノンフィクションの家族の物語が娘ローズの売り込みにより、3人称となり、児童向けフィクションとしてなしていく。それでも、アメリカの巡りゆく歴史を一家族を通して垣間

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長い冬~読書記録38~

長い冬~読書記録38~

大草原のローラ物語の一作品となる。

2000年に翻訳され出版された。

日本語に翻訳されたのは谷口由美子先生で戦後生まれ。福音館書店から刊行された大草原シリーズの恩地三保子先生が大正6年生まれであったので、言い回しなどの新しさを感じた。又、インディアンを(アメリカ先住民)とされている点も時代背景を感じた。

タイトルは「長い冬」であるが、19世紀末に実際、氷点下30度を超えるような厳しい冬があっ

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大草原のローラに会いに~読書記録58~

大草原のローラに会いに~読書記録58~

1996年発行。「小さな家」シリーズでお馴染みのローラ・インガルス・ワイルダーの作品も多く訳されている翻訳家・谷口由美子先生の旅日記。

小さな頃に読んだローラの物語。それに夢中になり、大学時代、留学したアメリカの図書館で読んだ原書。
私は(他のローラの訳者は大正生まれなどが多く、日本語も難しい)、谷口由美子先生の訳された本が大好きで、それこそ、目の見えないメアリーにローラが説明したように、読んで

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大草原の小さな家と自然~読書記録63~

大草原の小さな家と自然~読書記録63~

ローラ・インガルス・ワイルダーが好きで、ローラゆかりの地、北米を旅し、現在はカナダ・トロントに移住された服部奈美さんのエッセイとなる。
ローラについて書かれているアメリカの研究家や、翻訳家の恩地三保子先生、谷口由美子先生らと違い、いくら調べても、この本にある以外の情報は見つからなかった。
年齢であるとか出身校だの不明であった。

服部奈美さんは、野鳥観察が趣味だそうで、鳥のみならず、野生動物にも詳

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大草原の小さな家の旅~読書記録65~

大草原の小さな家の旅~読書記録65~

1993年に発行された服部奈美さんの「ローラの故郷を巡る旅」のエッセイ。

服部奈美さんは、作家、ジャーナリスト、翻訳家などではない、あくまでも、1人のローラファンである為、こちらの本。続く「大草原の小さな家と自然」の2冊しか本は出されていない。年齢や出身校なども不明である。

この物語は、アメリカの開拓精神、フロンティアスピリットを描いているのだが、白人の側から観た面しか描かれていない。
服部さ

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ローラのノート~読書記録77~

ローラのノート~読書記録77~

「大草原の小さな家」シリーズでお馴染み、ローラ・インガルス・ワイルダー。
その研究家としては第一人者であるウイリアム・アンダーソン氏は、ローラの残した様々な文章を探しては本にまとめている。
有難い。
そのアンダーソン氏によって、編集解説された本がこちらになる。

内容は、ローラの残した詩であったり、ローラの姉妹たちが書き残したものも載せてあり、小さな家ファンにとっては嬉しいものだ。

こちらは、ロ

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