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#ミステリー
ママは眠りを殺す~読書記録324~
ジェームズ・ヤッフェ ママシリーズの4作目。
息子のデイブが警察を辞め、公選弁護士の下で調査員として働くようになってからは3作目。
前回に登場した青年ロジャーはデイブの助手となり、この作品の中で活躍している。
舞台は『マクベス』第三幕第三場、バンクォー暗殺の場面にさしかかっていた。刺客の凶刃に倒れるバンクォー。迫真の演技と思いきや、その役者は本当に刺し殺されていた。大勢の観客の見守る中、大胆不
妖女の隠れ家~読書記録218~
密室トリックの巨匠、ジョン・ディクスン・カーの作品。
およそ125㎏もの巨体で、いつも息を切らしている名探偵フェル博士の初登場の作品となる。
「魔女の隠れ家」という、新たに訳されたものがあり、訳者は私の好きな高見さんなのだが、図書館にはなく、中古で3万円を超える。。。。
ということで、図書館から、この訳本を借りたのだった。
訳者は大正5年生まれの方で、漢字が旧かったり、言い回しが旧かったりと難
五つの棺~読書記録210~
ミステリー作家・折原一の作品。
この題名を観て、ミステリー好きの人は、あれ?と思うだろう。
そう、密室トリックの名人、ジョン・ディクスン・カーの「三つの棺」を想い浮かべるのだ。
そして、最初のページには
「不可能犯罪の巨匠ジョン・ディクスン・カーに捧げる」
と記されてある。
つまり、明らかにジョン・ディクスン・カーを意識して書き下ろしたものなのだ。
で、折原一の作品に度々出て来る黒星警部が捜査
三つの棺~読書記録209~
ジョン・ディクスン・カーによる密室殺人のミステリー。
アメリカ生まれの作家で「密室事件と言ったら!」で知られている。
ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr, 1906年11月30日 - 1977年2月27日)はアメリカ合衆国の小説家である。本格推理小説の代表的な作者のひとりで、密室殺人を扱った作品で知られる。
「シャーロック・ホームズの功績」という短編集は、父親コナン・
シャーロック・ホームズ最後の挨拶~読書記録201~
1917年に発行されたシャーロック・ホームズシリーズの短編集。
ウィスタリア荘
ボール箱
赤い輪党
ブルース・パーティントン設計図
瀕死の探偵
フランシス・カーファックスの失踪
悪魔の足
最後の挨拶
の8編が収録されている。
ボール箱は、始めは「シャーロック・ホームズの思い出」に収録されたが、ドイルは男女の三角関係など好ましくないと削除。
そして、こちらの短編集に収録された。
昔の日本では