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遊び方がわからない20代女子の嘆き

カナダに来て、12日目。


学校にも、ようやく慣れ始め、夜型人間のわたしが毎日朝から学校に通うという久しぶりすぎるルーティーンも何とか続いている。

学校では、毎回授業の初めに、先生からこれらのうちどれか、決まった質問をされる。


「昨晩は何をした?」
「明日の予定は?」
「放課後はどんな活動をするの?」
「週末はどこに行くの?」


いや、、、。何もしないです。わたし。

と、言えるわけもないので、拙い英語で、無理やり文章を咄嗟に考える。


出てこない……


毎日学校が終わると誰よりも早く教室を出て、早足で学校を去り、一目散に1人で駅へと向かい直帰するのだから、何の予定もない。

週末は、家から出ないので一日中ベッドの上でダラダラして過ごす。


楽しいactivityなんて、何一つしてないし、しようとも思わなかったから、毎回授業が始まって、これらの質問をされると非常に困る。


考えてみたら、わたしは小学生の頃から厳しい女子校に通っていたため、放課後友達と遊ぶなんてことをしたことがなかった。

毎日何かしらの習い事や塾があって、遊んでこなかった。そもそも制服のまま寄り道をすることが禁止だったので、真面目なわたしはしっかりと校則を守っていた。

まぁ、校則がなくても、毎日ぼっち登校ぼっち下校ぼっち飯のわたしに、楽しい放課後activityなんてないのだが……


大学になっても、学校終わりは誰よりも早く学校を飛び出して、大学近くの住居に秒速で帰宅し、荷物を置いてすぐにバイトへ向かっていた。帰宅は終電か始発で、また朝から学校だったので、遊ぶ暇なんてなかった。

大学1年生の頃は、バイトを複数掛け持ちしていて、とにかく稼ぐことに注力していたため、友達は極小数で、たまに校内で話すくらいの関係にしかならなかった。


そう、わたしは小学生の頃から大学まで、ずっと放課後何かをして遊ぶということをしてこなかった。

と、今更気づいてしまった。


大学2年以降は学校に通うということすらなくなったので、家から出ることもほとんどなくなり、引きこもりをしていたので、自ら自分の意思で外に出ようなんて思わなかった。


日本での重荷がなくなり自由になった今、何でもできるはずなのに、遊び方がわからないのだ。


これは、個人的には重大な問題だ。


いい歳した大人が、遊び方がわからないなんて、本当に情けない。

趣味と呼べる趣味はなく、家でドラマを見て過ごしたり、推しの現場に入ったり、こうして文字を書いたりすることが好きなので、誰かと何かをして遊ぶという選択肢がそもそもない。


1人が好きすぎて、積極的に誰かを誘おうと思えない。誘っても迷惑だろうな、とか、そもそも何をして遊べばいいのかわからないのに、何も提案できないなとか、そんなことばかり考えてしまい、結局、毎日速攻直帰である。


英語をまともに喋れないので、1人で出歩いて何か失敗するのも怖いし、またやらかしそうで怯えている部分もある。


失敗は成功の元!なんて言うけど、異国の地で失敗なんてできるだけしたくない。


こんなネガティブな人間が、人と関わるのは難しいというのもわかっていて、何もかも辞めたくなる。


どうしてこうなってしまったんだろう、なんて考えても仕方ないし、未来を良くする行動をしていけばいいだけの話なのに、何もする気が起きない。


考えるより行動しろ!と言われそうだが、先に深く考えてしまうのが良くないとも自覚している。これはINTP特有の思考回路なのだろうか…

何も考えずやりたいことをするために、留学しに来たのだから、まずはやりたいことを見つけたいと思う次第。


今はとにかく、早くホームステイを終えて、仕事復帰したい、それだけだ。。。


(仕事人間すぎて気持ち悪い)