「背中を見て覚える」はもう古い
こんにちは!
「難しい」を「易しい」に変えるナビゲーター 深谷百合子です。
新入社員に仕事を教えるOJT担当。
中堅社員に担ってほしいけれど、実際のところ社員の高年齢化が進んでおり、世代間ギャップなどもあってトレーニングがうまく進まない……。
そんな課題を聞くことが増えました。
私も50代後半ですが、ちょうど私と同年代の社員が新入社員にどう教えたらよいのか戸惑っているようです。
この問題、とくに製造現場など、技術系の職場で多く起きがち。
なんといっても、自分たちは「先輩の背中を見て覚えてきた」年代。
職種によっては「技を盗め」と言われた人もいるでしょう。
「背中を見て覚えるものだから、そもそも教える必要はないだろう。自分でやってみて失敗を繰り返して覚えていくものなんだ」
そう考えている方も少なくありません。
それに、自分が先輩の背中を見て覚えてきたから、それを誰かに伝えようとしても、そもそも言葉にできていないという問題もあります。
だから、マニュアルをつくるといっても簡単ではありません。
OJTがうまく進まなくて新入社員の離職につながってしまうのも避けたいですよね。
「見て覚えろ」
「失敗して覚えるものだ」
とは言っていられない状況です。
そんなときこそ、やってみるといいことがあります。
それは……
見たこと・聞いたこと・考えたことを互いに紙に書き出して見せ合うことです。
とくに、ベテランには見えているが新人には見えていないことにポイントを置くのです。
たとえば一緒に機械の点検にいったとき、自分はどういうところを見ていたのか、音ならどんな音が気になったのか。
そうした「自分が集めた情報」と「新人が集めた情報」の違いを見える化するのです。
実際に書き出してみると
「こんなことが見えていないのか」
「そもそも何を見たり聞いたりしたらいいのかわかっていないんだ」
ということがわかります。
頭の中で起きていることを紙に書き写していくイメージです。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、指導ポイントがわかるだけでなく、教える側の仕事の棚卸しにもなります。
頭の中の見える化、OJTでぜひ活用してみてください。
それでは、また。
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