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Shhhで話題になった美しいものの数々

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クリエイティブディレクション&デザインの会社Shhhで話題になった「静謐で、美しいもの」
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#展示

2月のShhh - 酩酊するほどの美に触れて

2月のShhh - 酩酊するほどの美に触れて

ここ最近、頭の中で太極図のようなイメージが離れない。調和と乱調、豊穣と腐敗、静寂と狂騒の間の、絶妙なバランスを保ちながら存在する傑作に次々と出会ったからだと思う。あまりの美の凄まじさに酔ったのか、思い返すだけでも少しクラクラしてくる。

今月は日本の作品を筆頭に、そんな美学が最大限に現れた作品が集いました。Shhhの定例会で共有された「静謐で、美しいもの」を、月ごとに編集・公開する企画「Shhhで

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1月のShhh - 余白に誘われて

1月のShhh - 余白に誘われて

以前、何かの本で「余白とはWhite SpaceではなくImagination Spaceである。」と書かれていて、余白という言葉を一歩深く理解できたような気がした。例えば積み木のようなシンプルな玩具には「余白がある」といったときに先述の「Imagination Space」とはどのようなことかよく分かる。受け手の想像性を刺激することで、より能動的な鑑賞・体験へと誘い、作品と受け手の間で、何かを生

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8月のShhh - ただ居ることの演出法

8月のShhh - ただ居ることの演出法

当事者性やエンパシーという言葉を耳にすることが増えてきた昨今、8月は「ただそこに居る」という表現の仕方に触れられる作品に出会いました。

そこにあるがままを肯定するという態度や行動を、私たちが本当にできていることはいったいどのくらいあるのだろう。

Shhhの定例会で共有された「静謐で、美しいもの」を、月ごとに編集・公開する企画「Shhhで話題になった美しいものの数々」。今月もどうぞお楽しみくださ

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7月のShhh - 軽み(かろみ)の美学

7月のShhh - 軽み(かろみ)の美学

世に起きる様々な事象を「そういうもの」としてそのまま受けとめ味わう、軽みの美学。ぱっと見なんてことないもの、とるにたらないものに宿る美質を見つける――それは、深みを追求しつづけた先に超然として生まれたものなのかもしれません。

Shhhの定例会で共有された「静謐で、美しいもの」を、月ごとに編集・公開する企画「Shhhで話題になった美しいものの数々」。今月もどうぞお楽しみください。

安西水丸と、松

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