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映画と本のこと

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見た映画と読んだ本の感想まとめ
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記事一覧

2024年4-8月に読んだ本

苦海浄土 / 石牟礼 道子いつか読もうと長年思いながらもタイトルや作者名の醸し出す厳めしさ…

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2024年1-2月に読んだ本

歌わないキビタキ / 梨木 香歩これまでの梨木さんの、どの本よりも強く病や死に向き合い、そ…

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2023年7-9月に読んだ本

吉里吉里人 / 井上ひさし今後どこかで誰かに「好きな本は?」と聞かれたら、真っ先に「吉里…

2023年5-6月に読んだ本

街とその不確かな壁 / 村上 春樹村上春樹による村上春樹トリビュートというような作品でしょ…

2023年2-3月に読んだ本

時の余白に(正・続・続々) / 芥川喜好目が覚めるという表現では足りない、自分の中の蒙に光…

2022年8月-9月に読んだ本

人類堆肥化計画 / 東 千茅駅前広場で開かれていた古本市場で、たまたま手にとった本が大当た…

2022年5月-7月に読んだ本

Nicolas de Stael / ニコラ・ド・スタール1950年代、主にフランスで活動していた画家ニコラ・ド・スタールの作品集。具象と抽象の間を行きつ戻りつしながら描かれたような作品は、荒々しく野性的なエネルギーと同時に、瞑想を誘うような静謐な印象を持ち合わせている。未だ写真集でしか作品を見たことがないので、いつか本物を見てみたい。日本では箱根にあるポーラ美術館で現在1点が展示中とのこと。 向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介小説という形式を使った実験的な構成がとにかくすご

2022年1月-4月に読んだ本

新版 コーチングの基本/コーチ・エィここ最近いくつかコーチングを受けてみて、その聞く技術…

2021年ベスト映画 - The Best of Movies 2021

今年はMUBIのおかげで良い映画をたくさん観れた。トルコのペリン・エスメルやインドのアミット…

2021年9月に読んだ本

旅情熱帯夜/竹沢うるま1泊数百円の宿で南京虫にやられたり、列車や舟に乗り込む際の超カオス…

2021年7-8月に読んだ本

未来の記憶/田根剛実際の建築そのものではなく提案内容に焦点が当てられていて資料的価値も高…

2021年6月に読んだ本

進化思考/太刀川英輔もし学校に「創造」っていう科目の授業があったら教科書になるだろうって…

2021年3-5月にMUBIで見た映画

APIYEMIYEKÎ? / Directed by Ana Vaz / Brazil, France, 2020 アマゾンに暮らす先住…

2021年3月に読んだ本

楽しい夜/岸本佐知子・編訳ミランダ・ジュライやルシア・ベルリンの作品で切れの良い翻訳を手掛ける岸本佐知子さんにより編まれた短編集。奇妙で滑稽なんだけど苦くて切ない作品群は一晩に一つづつ読むのがちょうどよく、11ある作品を11日かけてゆっくり味わうように読めた。 生まれ変わり/ケン・リュウケン・リュウ短編傑作集の5巻目。1〜4巻までと比べると軽いタッチの小品・習作が多く、ケン・リュウという作家の興味や可能性を良く知れる作品が多かった。 もしもし運命の人ですか/穂村弘歌集『シ