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転職のきっかけ

1年ほど前、ずっと働いてきた職場から転職をしました。
希望していた職種が元来募集人数の少ないものであり、激しい競争の中で最初は苦労しましたが、約4ヶ月間の転職活動の末、無事第一志望のポジションで内定を獲得することができました。
前職もかなりホワイトな職場でしたが、次の職場(現職)はそれをはるかに上回る超ホワイト企業で、給料も激増し、前職ではまずできなかったであろう新しい経験を数多くすることができ、スキルも向上し社会人として幸せな人生を送らさせてもらっています。
今回は、自分が転職活動を始めたきっかけや、転職活動に踏み切るかどうかを見定めたポイントについて書いてみようと思います。現在転職しようか迷っている人に対し意見を提供できれば嬉しいです。
アイキャッチ画像は友達に開いてもらった内定祝いの写真です。世の中にこんな美味しい肉があるのかと驚きました(笑)。

今の環境での成長を具体的にイメージする

自分が転職を志した一番の契機は、当時の職場で仕事をしていて「自分がここであと5年・10年働いても、これ以上の成長は見込めないだろう」と考えたところにあります。
もちろん、その組織の中で働いてどういう経験ができ、どのようなスキルを身に付けることができるかを完全に把握することは非常に難しいでしょうし、「この組織で得られるものはここまでだな」といった偉そうなことを言うつもりもありません。
しかし、組織の中で何年か働いているうちに、おぼろげながらであっても自分のその組織でのキャリアパスや、どのような仕事が今後自分に任されるかは見えてくるところがあるかとは思います。
そういった組織の中での自分の将来像を可能な限り具体的に見据え、同じ組織の中で年月を費やすことと、新しく自分の価値を提供・発揮できる場所に移ることとを衡量し、どちらのほうが自分の成長に資するかを客観的な立場から考えることが、今転職活動を始めるべきか否かを決めるにあたっての大きなポイントになるでしょう。

自分の欲しいスキルを具体化させ、似たビジョンで動く他者を参考にする

「会社は学校ではない」とはよく言われますが、それでも働くことの目的からは、お金や自己実現に並び「スキルを伸ばし労働市場での自分の価値を上げる」ことを外すわけにはいきません。スキルの発揮が稼ぐお金の額や自己実現そのものに直結する事項であることに鑑みても、自分がどういったスキルをどのような業務に従事してどの程度伸ばすことができるかを見極めることは、転職するかどうか・どのような組織に転職するかを決める上で非常に重要なプロセスの一つといえます。
その見極めに併せ、転職活動に移るか否かを決めるためには自分が何のスキルをどのレベルにまで持っていきたいかを可能な限り具体化することも不可欠になります。「自分はこういった業務でこういうスキルを身に付けられる」という目線と「自分はこういったスキルを身に付けたい」という目線とを同時に持つということです。漠然と「●●ができるようになりたい」と考えるだけではなく、組織の中でスキルをどう自分の価値の発揮に結び付けるか(そのスキルを使ってどのような仕事をしていくか)までを具体的にリストアップし、自分の考える将来像を客観化していくのです。
今の自分に何ができるか、将来的にどのようなスキルを身に付けたいか、そのためにどのような業務をこなす環境・ポジションにいればいいか。これを具体的に見極めていった後に必要なのは、自分が求めているスキルを活かして成功している他者を見付け、その人のキャリアパス・キャリアビジョンを参考に具体化させた将来の自己像を調整していく作業だと考えます。
転職が職探しのための活動である以上、いくら自分が「こうなりたい!」と思う自己像があったとしても、それが社会に求められないものであればどうにもなりません。しかし、「日の下に新しきものなし」とはよく言ったもので、自分の描くものと似通ったキャリアビジョンを持って社会で活躍している人は必ずいます。そのような人を探し出し、自分の考えるの将来の自己像・自分が手に入れ伸ばしていきたいスキルを「社会に求められるもの」に調整していく作業が必要になるのです。

このように、今の環境で自分が獲得できるであろうスキルや、今の環境にい続けた場合の将来の自己像をできるだけ具体化した上で、自分の求めているビジョン・手に入れたい能力・そのために必要とされる経験を一覧化し、その将来像に似た考え方で動き実際に社会で活躍している人の動き方を学んだ結果、「今の環境でこのまま働いていても、自分の求めるビジョンを現実に達成していきながら働いている人との実力差は広がる一方だな」と考えたのが、自分が転職活動に踏み切ったきっかけです。

今後も折に触れ、「どのような点を重視して応募する企業を選んだか」「実際の転職活動でどのような点に注意したか」など、自身の転職活動について書いていきたいと思います。

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