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#75 「やりたい」だけでは応募は集まらない

今回は研修での学びをアウトプットしていきます。

研修によるインプットと実務によるアウトプットのバランスが良くて、
楽しみながら仕事に取り組めています。

そんな中今日学んだことは「やりたいだけでは応募は集まらない」ということでした。

それでは早速アウトプットしていきます。

〜目次〜
前提として
この記事のターゲット
応募を増やすために大切なのは原稿ではない
ユーザーファーストの求人広告とは
広告設計とは「だれに」と「なにを」をつなげること
まとめ

前提として

僕はエン・ジャパンのデジタルプロダクト開発本部に入社した1年目です。
現在、求人広告サービスの改善に取り組んでいます。

今回の記事は、研修の内容のアウトプットになります。

わかりやすい文章は心がけていますが、
第一は「自分のためのアウトプット」のために毎日note投稿しています。

ですので、参考程度に読んでいただけると幸いです。


この記事のターゲット

・広告業界に興味のある学生、社会人の方
・新卒で採用、人材業界などに携わる方
・新卒マーケターの方

応募を増やすために大切なのは原稿ではない

よく求人広告と聞くと「センス」が大事だと思われますが、
そんなことはありません。

たしかに「センス」があると良いですが、なくても育てることはできます。

広告設計とは「誰に・何を」を決めることです。
一方で、原稿設計とは「どのように」を決めることです。

応募数を伸ばそうとしたときに
原稿設計における「どのように」に目が行きがちです。

しかし、応募数が伸びないのは
そもそも「誰に・何を」がぐちゃぐちゃなことが原因だと考えられます。

この状態では「どのように」(求人の伝え方)
を考えても意味がありません。

それよりも根底にある「誰に・何を」を整える知識と経験があれば
応募数を伸ばすことはできます。


ユーザーファーストの求人広告とは

求人広告の目的は「求職者と企業のマッチングを支援すること」
だと考えます。
この目的の達成を「応募数」で図ることが一般的です。

エン・ジャパンの場合、その後の「入社後活躍」まで目指していますが、
それでも「応募数」は大事な指標になります。
「応募数」が少ないサービスでは
どんなに素晴らしいことを行っても社会に与える影響度は小さいですから。

この「応募数」を増やすためには
求職者の人が「できる」「やりたい」と思える求人広告
を提供することが大事になります。

「その仕事をやりたいと思うか?」「その仕事はできると思うか?」
の2軸でマトリックスを作るとわかりやすいと思います。

「やりたくない」x「できない」であれば応募は集まりません。

「やりたい」x「できない」であればある程度の応募は見込めます。
ここで言う「できない」は資格や年齢、経験歴などの条件を
満たさないものを指します。
実際応募してみたら条件が合わずに採用されない、なんてこともあります。
応募後の採用率は低いです。

これが「やりたい」x「できる」であれば応募はたくさん集まります。
求職者の人が「やってみたい」と思えて、条件的にも「できる」と思える。
この場合、採用率も高くなります。

わかりづらかったら
「できる」=条件
「やりたい」=魅力
と置き換えることもできます。

ここでひとつ気をつけてほしいのが、
ただ闇雲に条件をゆるくすれば良いという話ではないということです。
やたらと良さげな条件を羅列して求人を煽っても、
応募数はそこまで増えません(むしろサービスの信用を損なうことも)。

ほしいと思っていた能力がない人を採用してもお互いに不幸なだけです。

すなわち、求人広告を制作するときには
本当に必要な条件のみとターゲットをピックアップし、
どんな魅力が伝わりそうか考えることが大事です。

場合によっては、顧客企業さんとのすり合わせをしましょう。


広告設計とは「だれに」と「なにを」をつなげること

広告設計では
条件に合うターゲットに(だれに)
その仕事の魅力を(なにを)
伝えることで、求職者はその求人の判断ができるようなります。

よく求職者の「やりたい」を引き出すために
魅力だけをたくさん伝える求人広告は多くあります。

しかしそれだけで本当に求職者の人は働きたいと思えるでしょうか。

求職者の人は不安です。
結局そこで自分はやっていけるのか?
仕事が合うのかどうか?

魅力付だけでは判断ができません。

「やりたい」を引き出す魅力付けと
「できる」を引き出す具体的な条件設定
の両方があって求職者はその求人に合う合わないの判断が
できるようになります。

まとめ

「誰に」とどけたい求人なのか明確にする。
これには、営業、顧客企業の人事のすり合わせが不可欠です。

・その人の「できる」「やりたい」を引き出す情報を入れる。
魅力付だけでなく具体的な条件設定を伝えましょう。
求職者の合う合わないの判断を助けましょう。


またHR領域に関する学びがあったら積極的に共有していくので、
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SezakiN