久々のnote更新になってしまいました。 大嶋先生の著作は相変わらず読み続けていて、たぶん8割方は読破したかなというところまで来たので、これまで読んだ本の中から特にお薦めのものをチョイスして紹介してみようと思います。 1.『無意識さんの力で無敵に生きる』(青山ライフ出版)大嶋先生の著作は大別して2系統あり、ひとつは比較的メジャーな出版社から出版されている、FAPにあまり馴染みのない方でも手に取りやすいもの。 もうひとつは青山ライフ出版から自費出版で出版されている、大嶋心理学
前回は中高時代を振り返った。今回は大学・大学院時代を中心に振り返りたいと思う。 1.浪人時代一浪目はこれまでの反動で何もやる気が起きなかった。 全てが限界だったのだ。 宅浪すると言って通信教育の教材を取り寄せたが全くやらず。小中で仲が良かった友達(宗教のことでいじめたとされる友達も含む)でつるんで毎日遊んでいた。 そのまま大学受験を迎え、またもや全滅。まあ仕方ないな、くらいにしか思わなかった。 二浪目、私は法学部志望だったので流石にここが限界かなという思いがあり、大手予備
前回は中学受験が終わるまでの経緯を書いたが、ここからは中学高校、いわゆる青春時代の話になる。私の青春時代は悲惨だった。 1.中学に上がる受験を全敗したので結局地元の公立に進学した。半分は同じ小学校だ。だが、私は中学受験でスパルタ缶詰教育を受け、代償で人との接し方がわからなくなっている。まるであの塾に行った時と同じような精神状態で臨んだ。救いだったのは1年のクラスが小学校時代仲が良かったメンバーと一緒だったことだ。小学生の頃のようには接せないが、皆親しくしてくれて何とか自分を
初回の記事で「FAP療法と私」という内容でなぜFAPを受けようと思ったか書かせて貰ったが、あの記事はFAPとの関わりに焦点を当てて書いたので、改めて自分の来し方とその中で抱えたトラウマについて記してみたいと思う。最近大嶋先生のブログでも目にしないが、ひとつの内省として見ていただければと思う。 1.私の幼少期記憶があるわけではないが、私は母の胎内から出たとき全く泣いていなかったらしい。このままだと死んでしまうと思った看護婦さん(当時)がお尻をバシバシ叩いてようやく泣き始めたと
表題の本を再読したので、感想を記します。 前回読んだときは入院前の混乱時だったためあまり記憶に残っていなかったのですが、今回の再読でいろいろと発見がありました。 1.“中指ビンゴ”で簡単に無意識アクセス!本書はFAP初級講座で教わる内容が書かれているとのことですが、最初にして最大の技がこれ。「心に聞く」の簡易版ともいうべき技法で、何か知りたいことを質問して聞き手の掌をブラブラするだけ。それで中指が曲がったり突っ張ったりといった反応を示せばYES、何の反応も無ければNOとい
しばらくFAPから離れていました。 それに伴ってこのnoteの更新も止まってしまっていたのですが、先月末、ふと思い立ってもう一度カウンセリングの門を叩き、実に約8ヶ月ぶりにFAPを受けてきました。 今週、もう一度FAPカウンセリングを受けます。元々お寺に行ってお坊さんと話そうと思っていたのですが、「心に聞く」をやってみたら「お寺に行ったら因果律を押しつけられて責任を負わされるから駄目。FAPを受けなさい」と。なので、行くことにしました。 では何を相談しよう?となって、心
『催眠ガール』を再読した。以下に感想を述べようと思うが、正直言って私には自信がない。というのも、以前から様々なサイトで書評を書いてきたが、それは法律書のような専門書や実用書がメインで、小説の書評はほとんど経験値がないからだ。学生時代も現代文自体は決して苦手ではなかったが、小説だけは苦手だった。まるでこの物語の主人公・夏目が催眠スクリプトを書く前に躊躇しているときのような心境である。 だから、これは今までFAPでお世話になってきた成果を信じて、私にとってのひとつのスクリプトを書
大層なタイトルを掲げてしまったが、今日、Twitterで『憂うつデトックス』に苦戦しているとのコメントをいただいたため、現時点で私が認識している大嶋先生の本の読み方のコツをまとめてみたいと思う。 1.通して読む大嶋先生の本は基本的に「催眠スクリプト」を用いて書かれている。そのため、一言一句考えて(≒論理的に理解しようとして)読もうとするのはあまり得策とはいえない。よくわからない言葉や表現が出てきても「忘れてもいいや!」くらいの感覚でとにかく通して読んでしまうのが良い。という
私は今、こんな時期でありながら転職のために動いている真っ最中である。 元の職場がたいへんストレスフルで皆がいつもストレスを抱えており、隙あらば他人の粗探しをしているような環境だったためだ。離職率もたいへん高い。 FAPカウンセリングでも「これ以上この職場にいるのは限界」と心に聞いたときに出てきたため、思い切るときが来たと感じて今に至る。 だが、というかやはりというか、転職のために動き出した途端、物凄い疲れやよくわからない不安に襲われることが多くなった。カウンセリングで先生に一
大嶋先生の著作『憂うつデトックス』を再読した。 今回はそのレビューをここに書いてみようと思う。 「不幸な未来」を想像してしまう人間誰しも(FAPを受けている方は特に)、この先に起こるであろう「不幸な未来」を想像してしまい、憂うつな気分に陥ったことがあるだろう。また、実際にその通りの展開になってしまった!という方も多いと思う。私も例に漏れずその1人である。 本書のいう「憂うつ」とは、この不幸な未来を想像してしまうことで引き起こされる憂うつのことを指している。そして、そのような
お世話になっているカウンセラーの先生に「大嶋先生の本で特にお薦めの本はありますか?」と尋ねた際、以下の4冊+αをご紹介いただいた。 1.『支配されちゃう人たち』(青山ライフ出版) 2.『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?』(青山ライフ出版) 3.『催眠ガール』(清流社) 4.『自己肯定感が低い自分と上手につきあう処方箋』(ナツメ出版) 5.『インナーチャイルド』(NHK出版) アマゾンのリンクを貼ろうとしたが、今の私の技術ではURLがもろに表示されるだけでか
「根底の恐怖」の発見最近、FAPを受けていた中で最大の出来事は「根底の恐怖」の発見である。「根底の恐怖」とは大嶋信頼先生(先の記事では客観性を保つことを意識して大嶋さん、と書いたが、普段は大嶋先生と呼んでいるので、そちらに戻します)が「それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも?」という書籍で提唱している、自身の根っこでトラウマの元凶となっている思考ないし感覚のことだ。目を開いたまま「◯◯の恐怖」とつぶやいてみて、心がしーんとなって何も感じなければこれが根底の恐怖である。◯◯の中
noteを登録して、早3〜4ヶ月が過ぎた。 最初は仏教について、私の家の宗派は代々日蓮宗なので、そこから得た気づきでも書こうかと思っていた。だが、あまり教学的なことに興味がなく、まとまった文章として語れるほどの知識の蓄積はないので、やめた。 代わりに、私がここ2年ほどお世話になっている、カウンセリングのFAP療法について書こうと思う。 FAP療法とはFAP療法とはカウンセラーの大嶋信頼さんが提唱した療法だ。書店でよく本が置かれているため、見たことのある方もいるだろう。そ