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サピエンス全史の素晴らしさ
サピエンス全史はビル・ゲイツ氏やザッカーバーグ氏が絶賛、最近では中田敦彦氏のYoutube大学などでも取り上げられているが、どう良いのかをマインドフルネスの観点から話してみたいと思います。
サピエンス全史は現在の人類の歴史をその誕生から現代、そして未来への問いかけまでを、認知革命・農業革命・科学革命の3つ歴史的イベントを通して解き明かしている本で、とっても長いので読み切るのにかなり時間がかかります。
読んでる途中に「長っっっっげぇよ!」と叫びたくなってしまう人も多いでしょう。
まあ、それは実際に読んで体感して頂いて、何が素晴らしいのか?を簡単なサピエンス全史の説明(内容抜粋)とマインドフルネスの効果を合わせて書いてみようと思います。
1. サピエンス全史の素晴らしいところ
それは、認知革命について解説しているところだと思います。認知革命とは、ホモサピエンスだけが持っていた他のサピエンスに優っていた能力で、『虚構、すなわち架空の事物について語る能力』。
虚構や架空の物事ついて語る事ができるので、宗教を介して人をまとめたり、信用で取引する事ができたりします。
さらに、農業革命が起こりますが、狩猟と農業の生活の違いは将来を心配するかどうかです。将来を心配する事ができるのは認知革命が起こっていることも大きく影響しています。狩猟生活の場合は、明日獲物が取れるかどうかと心配する必要がありません。取れるかどうかを考えても意味がないので考えません。しかし、農業生活になると育てているので将来の心配をする必要が出てきます。
つまり、認知革命と農業革命によって将来の心配をするようになったのです。
2. マインドフルネスの先にあるもの
「マインドフルネスって何か良いらしい」、「心を無にするために瞑想をするんでしょ?というイメージを持っている人は多いと思いますが、一体何をしているのでしょう?
簡単に言うと、不安と心配を考えないように心の練習をしています。
瞑想をしてみるとわかるのですが、(個人差はありますが)最初は1〜2秒くらいしか“何も考えない”という状態にしかなりません。その時間を伸ばすように練習します。つまり“今“に集中する状態が続くように練習します。
人間は1日に18万7千もの思いを心の中に抱いて過ごしており、その内97%は過去のこと(不安)で3%は未来のこと(心配)を考えているそうです。自分は目の前のことに集中していると思っていても実際はそんな状態です。
・お気に入りの服が着たいけど、人の目が気になって無難な服を選んでしまう。
・勉強しようと思ったけど、友達に言われた言葉を思い出してしまう。
・本を読もうと思ったけど、明日の仕事が気になって集中できない。
本当は目の前のことに集中して物事に取り組むべきですが、不安や心配で頭の中がいっぱいの状態になっていきます。
これは瞑想、つまり心のトレーニングをする事で”本当の“集中力を発揮して、物事に取り組む事ができます。
3. まとめ
認知革命により他のサピエンスより発展しましたが、同時に目の前に集中できず常に不安と心配を考えている状態になりました。つまり、集中できないのが当たり前なのです。
サピエンス全史を読むことで、この歴史的なイベントを理解し、さらにその解決法である瞑想が意味ある事であると論理的に理解できます。この点がサピエンス全史が素晴らしい本であると思います。
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