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【読書感想文】僕はクリエイティブと言う言葉を勝手に狭めて考えてた

齋藤太郎氏著の「非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術」を読みました。少し前に読み終えていたのですが、再読をしたので、久々に読書感想文です。いつも通り、気になったワードを元に展開していきます。

「ビジネスのクリエイティブ」

今回の読書感想文のタイトルにもしましたが、
クリエイティブの意味を勝手に狭くしていたと言う認識を
冒頭でいきなり叩きつけられたと言う感じです。

なんとなくわかってはいたのですが、
こうやってきちんとメッセージとして出してもらったおかげで
自分の活動がクリエイティブなのだと少し誇らしくなりました。

この書籍を読んで以来、
自らをクリエイターと名乗ることに対しての恥ずかしさというか
もじもじしてしまうような感じがなくなった印象があります。

オリエンをチューニングする

これは正しく合点のいく話です。
我々のクライアントとされる方々は良くも悪くも、
その企業にどっぷりな状況です。
そこで見つかる課題点は、
俯瞰してみたときにそれ自体に課題があるわけではなく
もっと別のところに課題がある・・ということは多々あります。

しかしその訂正というのは、慎重にしなければなりません。
当然ですが、クライアントはクライアントの事情で
課題感を見ていることが多いからです。

書籍にもあるように

クライアントとのコミュニケーションを通して、
依頼内容をチューニングしていく

この視点なんだと思います。チューニングなんです。あくまで。訂正ではない。良い言葉をいただきました。

「わからない」と言うこともプレゼントになる

これは自分もよくやっていることです。
もっと言えばたまにわざというときもあります。

わざというときというのは、
その場にいる自分以外の人間がそれぞれ解釈が違いそうなとき。
身内のメンバーがそうであれば、
あとからのフォローでなんとかなりますが、
時々あるのがクライアント側での認識の違いです。
この認識の違いは後々の軌道に影響を及ぼすこともあるので、
わざと「わからない」と言って、
クライアントの言葉で語ってもらうことも多々ありますね。

常に「正しくありたい」

これはあまり考えたことがなかったワードです。
でもそのまま読み進めて行くと

自分が関わるからには、世の中をハッピーにする方向に持っていきたい

とあって、あ同じだ。と思いました。
ちなみに僕の中では
「常に楽しくありたい」というド直球なんですが・・・笑

たとえる=抽象化する

たとえるというのは僕もよく使うコミュニケーション手法ですが、
ここにあるように「抽象化」なんですね。
たとえが過ぎると「抽象化」から「具体化」になるので
注意が必要です。

以前こんな記事を書いたので、よかったら合わせてご覧下さい。

ときどき、たとえ話がうますぎて具体化してしまう人がいますが、
ここにもあるように、たとえるというのは抽象化することなんだという
意識をきちんともつことが大事ですね。

自分のフィーを値付ける

これは目標でもあります。書籍には、こう書いてありました。

見積もりの最初の項目を「齋藤太郎」のフィーにしました。ここをクリアしていただかないと下の細目は変えませんよ、というスタンスで勝負することにしたのです。

むっちゃかっこいいですが、この勝負、本当に勝負だと思います。
「生意気」と言われたら終わりな気配すらありますよね。

こう言えるだけの腕を早くつけたいものです。
狙うは

見積もりの最初の項目を「稲本浩介」のフィーにしました。ここをクリアしていただかないと下の細目は変えませんよ、というスタンスで勝負することにしたのです。

ってところですね。

たかが仕事、されど「志事」。

最後にずばーんときた「志事」。久しぶりに聞きました。
この「志事」というのは、賛否両論ある言葉ではありますが、
この書籍では続けてこう書いてあります。

本当に楽しめない仕事ならしないほうがマシ。
でも志のある「志事」は自分ごとになる

「志事」にしたほうが楽しいぜってことだと思います。
そうだよな、確かに・・・と改めて忘れた感覚を得た感じです。

まとめ

どこか自分の中でわかってはいるものの、
言語化できていないことを言語化してもらった感触のある書籍でした。
この書籍はまさに非クリエイターのためのものです。
しかし書籍を読んだら、その時点で非クリエイターなんていないことがわかります。
結局クリエイターかどうかは本人の感覚と
それを表現した言葉しだいなんだと思います。

先日、とあるライブ配信で「書いたら次」みたいなことを
いってらっしゃったので、もう次の何かにむかってるんだろうなと
勝手に想像してます。

PS
書籍を読んだ直後、読了のツイートをしたらば

すぐにお返事をいただきました。ありがとうございます。


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