プラスマイナスでゼロってのはないと思った方がいい。

あくまで仕事というか、その部分での話です。

人は完璧ではないですから、
ミスをすることはあります。
ミスをするとフォローの意味で
「今度挽回すればいい」という言葉をかけたりしますが、
僕の中では、挽回はできないと思うようにしています。

仮にマイナスなことが起こった時、
それはただ、「マイナスなこと」が自分に追加されたということだと思っています。

つまり、自分の信用とかを作っているものは、
常に加えられたものであるという意識です。

「プラスのこと」「マイナスのこと」という事実が
積み重なっていくのです。

あの時のマイナスも含めて
積み重なって今の俺です。

あの時のマイナスをどこかのプラスで相殺できてる

なんてことはありません。
あの時のマイナスはあの時のマイナスとして
自分の歴史として考えるべきです。

プラスマイナスでチャラにするなんて
歴史ではありえないじゃないですか。

歴史ではマイナスも含めて歴史でしょ？

じゃあ、マイナスなことを起こしてしまったときは
どうしたらいいかですが、それはただ一つ。

きちんと区切りをつけて
次に進むことです。

マイナスを挽回しようとすることは
美しいことです。

ですが、挽回することはマイナスを埋めることではなく
挽回しようとするその姿勢が
次のあなたの歴史を作るものなんです。
だから美しい心がけなんです。

マイナスを埋めようとした動きでは
埋まることはありませんよ。
だって、周りはもっと進んでいますからね。