本番と緊張

音楽をやる人は、必ず本番を迎えます。

でも本番って緊張して、いつもの演奏ができないって人多いんじゃないでしょうか。

たとえば、発表会で年1回しか本番がないとか、部活でコンクールくらいしか本番がないとかいう人は、場慣れしてないので緊張しやすいです。

しかし、場慣れしていても、予期不安が増えて必要以上に緊張してしまう本業(特に音大生など)の方もいるんじゃないかと思います。

解決策とは言わないまでも、こうすればよかったなという自分の経験をもとに書きましたので、どなたかのヒントになれば幸いです。

緊張?そんなもん、へのカッパよ!という方はまぁこういう人もいるんだなくらいに呼んでくだされば^^

1.緊張しなければ、もっといい演奏ができるのに!

結論から言うと、緊張しないというのはほぼほぼ無理だと思ってます。

程よい緊張はアドレナリンを出してくれるので、集中力が高まりパフォーマンスが良くなることは承知の事実ですよね。

だからその、程よい緊張にならんのじゃい!という人も多いでしょう。

なぜ程よい緊張にならないのかというと、

  練習の時はリラックスしているので演奏ができている

  →本番はリラックスした状態でない(緊張で興奮している)

  →緊張は良くない!!!

という思考というか思想が、少なからずあるように思います。

解決するには緊張している自分を受け入れるのが早いです。


2.緊張を受け入れるとは

緊張している自分を受け入れるってどういうことじゃい!と思いますよね。

偉そうに書いてますが、私は実のところコントロールうまくできませんでした。

タイプとしては、「緊張してるんだけど、してない!してないぞ!」と言い聞かせてごまかすタイプです。

が、プレッシャーが大きくなってくると、これが通用しなくなる。

最初こそパワーでなんとかなるものの、難しい曲になってくると冷静な判断ができないので、やらかす回数が増えました。

じゃあどうすればいいんだ!と周りを見たときに、とある先輩は

「あー私緊張してるー」(楽しそう)

「体に力が入ってるー!うーん」(逆に力を入れて脱力させる)

これが緊張を受け入れるということか!と

要は、強がらないで、緊張している事実から目をそらさないことです。


3.不安要素が多すぎる

そんなこと言っても、本番うまくできるかどうかわからない!

だって、あそこはパッセージが…あそこは音程が…あーあそこは伴奏とのバランスが…!!!!!!!

それはもう、本番までに不安がなくなるまでさらうしかないと言われればそれまでなんですが、不安要素を完全にゼロにすることはまず不可能と考えてます。ゼロに近い状態にする必要はありますけどね。

では、その不安な状態で本番で迎えてしまった場合はどうすればいいのか。

まず、先述の緊張を受け入れて、冷静さを保つことです。

冷静さを保つことで、

「ヤバイ、苦手なとこ来た!外したらどうしよう!」

という雑念を

「あ、苦手なとこだ、ちょっと力が入ってるから、ここはこうコントロールしよう」

という思考にシフトすることができます。

まぁそれがなかなか難しいんですけどね。


ひとこと

緊張って本当に嫌なものです。

けど緊張しない人は、ほぼほぼいないです。

本番がうまくいく人はうまく味方につけて、楽しく演奏しています。

周りと比べず、冷静に自分を見つめてください。

それができるようになれば、本番が楽しくなります!

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