13. 瀬戸内海から着想を得た商品名
今日のテーマは商品名。夜明けの海、夕影の海など、瀬戸内海から着想を得た商品名がどのようにして生まれたのかについて、お話します。
「せとかわデニムプロジェクト」とは、瀬戸内かわいい部とEVERY DENIM(現ITONAMI)のコラボではじまった商品開発プロジェクト。2019年春〜2020年春、1年間の活動を通じて「瀬戸内デニムピクニックシート」という商品を作り上げました。
「“かわいい“という観点からデニムを見つめ直し、倉庫に眠るB反を活用して新しい商品を作る」という旗のもとメンバーを募集し、ゼロからはじまったこのプロジェクトがどのように歩みを進めてきたのか…?
このnoteではその1年間の軌跡を綴っています(目次はこちら)
13. 瀬戸内海から着想を得た商品名
量産の目途が立ち始めた頃から、商品名を考え始めました。
そもそも瀬戸内かわいい部の成り立ちは、「瀬戸内地域の魅力的なモノ・コトを、“かわいい”という観点から探し、伝え、育てること」が目的。ただ単に「このシートの色は濃いブルー」「あのシートの色は薄いブルー」と伝えてピクニックシートを選んでもらうのではなく、瀬戸内の空気感を丸ごと伝え、手に取ってくださった方に瀬戸内をほんの少しでも近くに感じてもらうにはどうしたらいいのか、知恵を絞りました。
メンバーの想像以上にバリエーションが広がったピクニックシートを眺めていると、デニムのB反というより「これは瀬戸内海そのものではないか」と感じられました。そして、11月のお披露目会の際、DENIM HOSTEL floatのラウンジの窓から瀬戸内海の写真を撮っていた時に、数分で景色がどんどん変わっていたことを思い出したのです。
さっきまで青空を映して爽やかな青だった瀬戸内海が、夕日に染まってピンクになり、夕日が沈んで夜になる頃には紺色に・・・。時間ごとに空の色で海の色が移り変わる瀬戸内海と、様々なバリエーションのピクニックシートが重なり、商品名は、瀬戸内海の色味で表現することとしました。
注)DENIM HOSTEL floatから瀬戸内海を眺めるまみこさん
空の名前のサイトも見ながら名付けたのは、「夜明けの海」・「茜空の海」・「夕影の海」・「真夜中の海」・「星空の海」そして「あなたの海」。
「あなたの海」は生地の都合上、もともと少ない数しか作ることができないピクニックシートたちにつけた名前で、「あなたの捉え方であなたらしい海を想像して楽しんでもらえたら」との気持ちで名付けました。(「あなたの海」の関係で、生地のバリエーションは10種類ですが、商品名は7種類となっています)
今日のまとめ
・商品名を検討するにあたり、瀬戸内かわいい部の成り立ち、活動の目的に立ち返った
・瀬戸内の空気感をまるごとお届けできるよう、瀬戸内海の色味をモチーフに商品名を名付けた
次回のテーマは商品につけるタグ。商品名同様、瀬戸内の空気をまるごとお届けるよう工夫を凝らした過程について、お話します。
こうしたプロセスを経て進んできた、わたしたちの1年間の歩み。2021年には、せとかわデニムプロジェクトSeason2がスタートします!
これまでに築いた繋がりや可能性を手に新たな一歩を踏み出した先で、今度はどんな景色と出会えるのか。期待に胸が高鳴ります!
プロジェクトの過程や最新情報はHPやSNSでおしらせしてまいります。新たなラインナップや、これを読んでくださっているあなたにも加わってほしい新企画を準備していますので、よければぜひチェックしてみてくださいね。
◆せとかわデニムプロジェクト公式サイト
◆せとかわデニムプロジェクト活動日誌(note)
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