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【読了『うえから京都』】

📢声を大にしてオススメしたい1冊!

『うえから京都』篠友子著(角川春樹事務所)

帯にも注目して欲しい!


この物語を簡単に説明すると……。

 低迷した日本経済を救うため一丸となった京阪神(京都・大阪・兵庫)が日本の首都を東と西に分散させるというまさに令和維新ともいえる計画を企てた。発案した京都は、交渉人としてある女性を指名した。その女性は高知県の県庁職員で名は坂本龍子と言う。名前が表しているように彼女の働きぶりは女・坂本龍馬と言われるほど評判が高い。首都分散を成し遂げるため、まずは京都・大阪・兵庫の同盟を結ぶべく龍子さんは奮闘するのだがあまり仲のよろしくない3都県をまとめるのは一筋縄ではいかず……。

小説の中で繰り広げられる、京都VS大阪、そこに奈良や滋賀まで登場し、これまでうえから目線で見られていた根深くダークな思いが爆発するシーンには思わず笑ってしまいました。

こんなにも関西の都県同士がいがみ合っているのにナゼか憎めないのが不思議。関西の人情深さが登場人物から感じられるから?おまけに、罵り合っているのにボケとツッコミが入っているからさすがです笑。

そして主人公の坂本龍子さんの働きぶりからは、その交渉術や先を見通す力にお見事と感心し、芯の通った性格に惚れ惚れしちゃいました。

じつはこの本、偶然書店で出合いました。本のセレンディピティです

こんなに面白い本に出合えて良かった~。

まだ3月だけど、2024年の面白かった本にエントリーしておきます。

ドラマ化されないかな~

特に関西にお住まいの方には激推ししたい1冊です!

#うえから京都 #篠友子 #京阪神 #読書好きな人と繋がりたい

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