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協力関係を築くために役立つ書籍3選

仕事上、様々な部門のお客様との調整・コミュニケーションが多く、様々な壁にぶつかってきましたが、その時に特に役立った書籍を3つご紹介します。

1. プロセス・コンサルテーション―援助関係を築くこと


プロセスコンサルテーションは、効果的な援助関係をクライアントとコンサルタントの間で築くことで、一緒に状況を診断(共創)し、適切な対策を展開(価値創出)するためのアプローチです。

そのために必要な10原則が本書で紹介されており、私はこの書籍に出会ってから、常にこの原則を軸にコンサルティング業務を行っています。これはクライアントだけではなく、利害関係者との関係構築にも役立ちます。

2. サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠


協力関係を築く際に障壁となるのが、文化、組織構造、人のスキル、プロセス、ITやそのデータ、パートナーなど、あらゆる側面で発生するサイロです。では、サイロはなぜ生まれるのでしょうか?どうすれば打破できるのでしょうか?これらのヒントが事例を交えて紹介されています。

文化人類学者の視点を持つ著者は、「サイロ」が出来るのは人間に普遍な原因があると考えています。なぜなら、人間に求められる技術が高度で専門的になればなるほど、サイロはむしろ必要とされるからです。

なので、人間は必ずサイロを作ることを前提に、その利点を活用しつつ、その弊害を軽減する方法を探ろうとするのが本書のアプローチです。

3. 自分の小さな「箱」から脱出する方法


自分の周りの人間関係はすべて自分が原因で引き起こしているというスタンスで、自分自身が作っている「箱」をいかに取り除いていくのかを考えるのが本書です。

うまく協力関係を築けない時に、どうしても相手に問題がある、環境に問題があると自分以外に問題があると考えがちですが、本当にそれは正しいのでしょうか?

様々な視点で物事を捉えるヒントをもらえます。

本日は以上です。ありがとうございました。

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