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壁を超える! - ITSM Japan Summit 2022 振り返り

8/24(水)に開催された「ITSM Japan Summit 2022」に振り返りをNoteしておこうと思います。


今回は、「壁を越えたリーダーと語ろう」をテーマに3つのセッションが開催されました。どれも非常に貴重なお話で大変勉強になりました。

#各テーマの内容はこちらをご参照ください。

今回は、各セッションの感想というよりも、私が感じたことを3つ共有したいと思います。

1.その時代に最適な基礎をおさえよう

今、この時代において、皆さんの課題を解決するフレームワークが何か?を理解することは非常に重要だと考えております。古いフレームワークが突然使えなくなるわけではないですが、新たに顕在化してきた課題に対する解決のヒントは示されておらず、逆に進化を阻害してしまう可能性があります。

とはいえ、いきなり専門的な話を学ぼうとしても理解が追い付かないと思いますので、ITIL4 Foundationレベルを理解することから始めるのが良いと思います。まずは、現場を牽引していくコアメンバーだけでも良いので、知識のアップデートを図っていきましょう。

2.T字型人材を目指そう

キャリアにおけるITSMの位置づけについて改めて思ったのは、ITSMは人や組織の壁を壊すための汎用的なコミュニケーションツールとして非常に有益だということです。ただし、それだけでは十分ではありません。

ITSMに加えて、何かしら得意な領域を持つこと、いわゆるT字型人材を目指すことが最初の一歩かなと思います。今回登壇頂いたパネラーのキャリアも様々な立場での経験がITSM+αとしてキャリアに深みを与えていると感じました。

実は、ITIL4ではそういった観点で、ITIL4 + Cloud, ITIL4 + Sustainability のような専門モジュールも準備されています。ご興味ある方はぜひチャレンジしていただければと思います。

3.失敗を恐れず、仕事を楽しもう

従来のITSMは、ルールベースで安全性や効率性を重視していましたが、時代は変化しており、その考え方だけでは対処が難しい課題も散見しています。

マネジメントの観点だと、特にアジャイル開発と従来のITSMがどう連携していくかは主要課題の1つですが、今回のセッションのそのヒントが得られました。

それが、「失敗を恐れず、仕事を楽しもう」ということです。

ITSMとアジャイルと言えば、プロセスとかツールの話になりがちですが、何よりも重要なのは、関係者の中で共通として持つ行動指針だと理解しました。

私自身が、マルチベンダーによるコラボレーションを考える際の肝として行動指針を考えていることもあり、非常に納得感がありました。笑

最後に・・・

今年も100名以上の方にご参加いただきましたが、来年も皆様にさらなる価値を提供できるよう改善していきたいと思います。ご期待ください!

本日は以上です。ありがとうございました。

- 9/21 追加 動画が公開されました!

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