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期待外れの返事のときは

ちょっとした事でも愚痴をこぼしたり相談したときに、
その返事に「え?」と思い、次の言葉が出なくなってしまいます。
「温度差ってやつだよ」
そう思っても、どうしてもうちょっと共感してくれたり、
慰めてくれてもいいじゃないの!
と少々腹が立ちます。
実に勝手なのですがムカツク、と同時に淋しくなる。

面と向かってなら、「もうちょっとさー 言いようがないかなー」
と不貞腐れるところですが、
これがメールやラインだと指までイライラして机をこつこつ叩くわけです。
「あのさー」と返信するのが躊躇われるから。
面と向かうよりは立ち止まれますが、冷静になれるわけではない。

メールやラインで不貞腐れると面と向かって不貞腐れるよりも厄介です。
文字だけの世界は、ニュアンスが伝わり難くて決裂が呆気なくやってくる。あいつ、思ったよりも面倒くさい、両方でそうなってしまう。

相手は誰だったとしても
期待通りの返事なんて10回に2回あれば良い方です。
1回でもマシかもしれない。
そもそもこう言って欲しいという願望なので叶うわけがありません。
そうは思っても落胆はある。
人はこうして何となくすれ違って行くんですよね。

期待外れの返事がきたときは、
ただひたすら後悔するしかありません。
ああ、言わなきゃ良かった・・・ それだけを悔やむのです。
そしてもう二度とあの人には愚痴も言わないし、
相談もしないと決意しますが、
喉元過ぎれば熱さ忘れると言いまして、
忘れた頃にまたぽろっと同じことを繰り返すのです。
そして、ああ、そうだった・・・とまたもや悔やむのです。
人生はこうして過ぎて行きます。




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