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短編小説

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【短編小説】1+1=2の理由

【短編小説】1+1=2の理由

教室の窓から見える地球を覆う程大きい空は今日もご機嫌。
大好きなママとパパにハグをしてもらった時と張り合うぐらいにだ。

『今日もご機嫌だね』

そんな言葉を心の中でかけてあげていた。

なんの反応もしてくれない空、
唯一反応してくれたのは先生ぐらい。

「授業に集中」
当然先生はお呼びではない。
授業中に空を見ていたのにはちゃんとした理由がある。

ぼくは今、疑問を持っているのだ。
それは算数の

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