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子育てあるある。「腱鞘炎」にならない、抱っこの仕方。

こんにちは。作曲家・鍵盤奏者の望月ヒカリと申します。
2023年現在、私には上から11歳,7歳,4歳という、3人の子供がいますが、タイトルに書いておいてなんなんですが、一度も腱鞘炎にはなったことがありません。
あ、だからといって抱っこを全然していないとか、子育て放棄しているというわけではありません、笑。念のため。

ピアノなど、鍵盤楽器の演奏や作曲を生業としているのもあって、腱鞘炎になったら困る、、、困りすぎる、、、という問題もあるので、人一倍、気を使っていたのはあるかもしれないのですが、周りには結構、腱鞘炎経験者が多くて。どうにか解消出来ないかな…?と思いまして。

お節介かもしれませんが「おすすめの抱っこの仕方」を書こうと思います。


①構え

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(Air Doのぬいぐるみにモデルになってもらいました)
この時にまず「手首で持とうとしない」を意識します。まず一番最初に大切なことがこれだと思います。手首で持とうとすると、つい、手首を変な向きにしてしまったり、指でどうにかしようとしたり、とにかく、指先に向かって手首から先でどうにかしようと考えようとすることが多いのです。

②構え(横から見た図)

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横から見るとこんな感じ。指も曲げない。指を曲げちゃうと、手首に無理な力が入っちゃいます。理想はこの時に、屈伸をした状態だと良いのですが、(月齢にもよりますが)子供が様々な状態でいるところから抱っこをしなくてはいけないケースも多いので、そういう時には、これも意識して欲しい!!

③腰(丹田)で支えて持ち上げる

丹田ってなに?と思われた方は、wiki先生をご参照ください。

丹田(たんでん)は、内丹術で気を集めて煉ることにより霊薬の内丹を作り出すための体内の部位。下丹田は東洋医学における関元穴に相当し、へその下3寸(へそと恥骨稜の間を5寸とする骨度法による)に位置する。英語圏では、日本の禅僧によって坐禅瞑想が紹介された経緯から、下丹田を hara と呼ぶこともある。

おおよそ、おへそから4〜5cmの位置にあります。ツボ?のようなものと認識しています。この辺りは、私もその道に詳しいわけではないので、一般的に言われている言葉で書きましたが、簡単な探し方としては、これがオススメです。

①お腹に手を当てる際に人差し指をおへそに当てる。
②薬指〜小指あたりにくる位置を意識

といった感じ。ここを起点として、息を吐きながら持ち上げます。そして、持ち上げたら、なるべく早く、左頭なり、右頭に持ち替えます。いわゆる「たかい、たかい」の状態が長くならないようにするのもポイントです。

④頭を支える手首で持つ、のではなく、意識は腰(丹田)!

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ついつい、この「横抱っこ」の時にも子供をトントンしたり、頭を支える意味でも手首に意識がいきがちなんですが、重要なのは腰(丹田)で支えているという意識。手首に意識が行くと、腱鞘炎になるリスクが上がるのもあるんだけど、姿勢も崩れやすいんですよね。特に、立った状態で抱っこ、、、というのは月齢によっては、一日のうちのほとんどを、これで過ごしていないかしら私、、、みたいな時期もあると思うんです。そんな時に、そんな意識できないよ!!!!という気持ちも、痛いほどよくわかるのですが、せめて「手首で支えない」だけでも覚えていてもらえると、腱鞘炎のリスクは減ると思うんです。

⑤手首ではなく、腕を使う

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首がすわったり、子供の体幹がしっかりしてきたら、頭にくる位置を手首ではなく、腕にするのも良いですね。この時も、意識するのはあくまでも腰(丹田)です。子供の状態によっては、立つだけでなく、座った状態で抱っこをしなくてはならない時もありますが、その時もあぐらを書いて、丹田を意識しながら抱っこをしていました。お姉さん座りとか、正座とか、姿勢が歪むこともなるべくしないようにしていましたね。どこかが歪むと、そんなことで?と思うかもしれませんが、手首に意識がいってしまい、それの蓄積が腱鞘炎に繋がったりもするからです。

⑥抱っこ以外にもある、腱鞘炎になりやすい行動

これだけ気をつけていても、意外なことが腱鞘炎の原因になったりもします。要は手首をひねるとか、変なグリップをしてしまう、でも起こるのです。なので、スポンジを持って食器を洗うとか、お風呂の浴槽や壁の掃除をするとか、ビンのふたを開けるとか、あと取っ手のあるグラスをたくさん持つ、とかも原因になりやすいです。赤ちゃん時代は特に、哺乳瓶や食器など、別洗いしなきゃならないときとかに注意で、疲労困憊な状態でそれらをやっていたりすると、つい変な姿勢や無理な力を加えたりしがちです。

実は、腱鞘炎になったことはないと書きましたが、私は長女が赤ちゃん時代の子育て中に、食器洗いで、「あ、これはこのままだとまずいやつかも」みたいな予兆は感じたことがありました。今は食器乾燥機もあるし(でも赤ちゃん用具だとダ使えないものもあるので要注意)頼れるところは家電に頼るのが良いと思います。

⑦おすすめとおまけ

予防、という意味でも、日頃から手首をぶらぶらさせたり、寝る前にストレッチをしたりなど、体をこわばらせないようにする、というのもポイントです。あと、意外かもしれませんが、オードリー春日さんの「カスカスダンス」も良きです。

子育て中って特に、脱力ができるときがなくて、疲れもストレスも溜まりやすい。産後のメンタルのあれこれや、ホルモンに翻弄されたりと忙しい中で、さらに新しいことを意識しなきゃならないの…!?!?って思うかもしれませんが、この丹田を意識する、というのは抱っこ案件だけでなく、様々に通ずるのです。妊娠で緩んだ腹筋や子宮の回復が早まったり、産後、姿勢が崩れやすくなった際にも、ここが軸だなと思って立つのを意識するだけでも、よくなったり。

あと、私もそうですが、音楽をやっていると、丹田は身近な存在で、ここが力の起点になったり支えの起点となったりと。意識することが自然なんですよね。ピアノを演奏する際にも、指をどうにかするのではなくて、丹田を意識したら解決した!みたいなケースもあるんです。

今時期は特に忘れがちなの深呼吸。仰向けに寝て、丹田に手をおいて、ゆーーっくり息を吐いて、吸って、とするだけでも、身体がリラックスできたりもします。


というわけで、どうか少しでも腱鞘炎に悩む方が減ったらいいなと思って書いてみました!子育ては毎日が戦いですが(笑)、あなたもわたしも、ハッピーな毎日が過ごせますように。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


望月ヒカリ

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