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泣いたSeo鬼


前回の記事の続きです。


釈迦の化身により
私の心の鬼は大暴れ 

その化身として
Seo鬼が誕生した。

胸は締めつけられ
胃はキリキリ痛む

人は

この体感を感じたくなくて
気を紛らわせる行為に走る

私はこの体感を
無くなるまで感じ続けたくて

部屋の中でSeo鬼に
思うまま言葉を吐き出させた。

うるさいんだよ!
静かにしろよ!!
自分達のことばかり考えやがって
ふざけんなよ?

他の階の人たちもなんで怒らない訳?!
そんなんだからコイツらが調子に乗るんだよ!
誰か文句言えよ!!

他の住人には聞こえない音量



お土産を渡し合う住人さんにまで
矛先が向いたことに驚きながらも

ジーッと観察を続けると
ふっ、と楽になる時がきた。

呼吸を整えていると今度は
凄まじい悲しみが込み上げてきた

抑えきれずに泣いた瞬間
いつもの声が聴こえてきた


私のこと誰も助けてくれない。





これを書きながら
記憶が繋がりだした

子供の頃
同じことを思っていた

大人はどうして
誰も私を助けてくれないんだろう

て‥


思い出したくもない
幼少期の記憶

これを置き去りにして
無視してきたのかと思うと

悲しくて悲しくて
泣きながら自分に謝った。

親が悪いとか
守らなかった大人が悪いとか

そんなふうに
思ったりしているのではなく

私自身が
親や大人のようになり

自分に暴言を吐き
体をズタズタに傷つけ

自分を守らず
助けることもしてこなかった

そこに
座り込むほど胸が痛んだ。

私が貧困の国に
学校を建てたかったのも

私の過去を重ねて
子供達を救いたかったんだね‥


Seo鬼は
泣いて泣いて泣きました。

そうしていると
ももSeoが声をかけました

今日はSeo鬼のために
手巻き寿司を作るよ♪︎♪︎

そう言って
ご飯を炊きはじめました

辛かったね‥

ももSeoも
一緒に泣いてくれました。

Seo鬼に負けないように
頑張ってきたはずのももSeoは

Seo鬼の一番の理解者になる


涙を拭きながら
そう、心に強く誓いました。

具、なに?
ツナマヨ。

大喜びのSeo鬼は
もう暴れなくなりました。





めでたし♡めでたし(*´∇`*)



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