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心に渦巻いていた気持ちは、紙の上に解放されると、自分でも驚くほど淀みなく形になって行きま…
返事はいらないと書いた手紙に、返事のくるはずはありません。 茹だるような暑さの夏休みに残…
一方的に告白されて、突如沼に落とされた私が、渦中の後輩へ手紙を書いてからは、記憶の彼を拾…
返事はいらないと手紙に書いたくせに、本当は死ぬほどその返事を求めていました。 せめて届い…
数日後、課題を口実に再び図書館でメールを開くと、後輩から長めのメールが届いていました。 …
後輩との関係は、恋人としてではなく、付き合ってすらいないのに元カレと元カノという不思議な…
自傷によってなんとか日々をやりくりしていた私の毎日は、少しも明るい要素がありませんでした。 卒論のテーマは自身の出家についてでしたが、単調な毎日で得られた境地はまだまだ浅く、卒論のテーマとしては消化不良を起こしていました。 ある日、午後の授業が突然休講になった私は、暇つぶしにサークルの部室に立ち寄りました。 誰もいない部室は、出家して以降、唯一といっていいほど昔の自分に戻れる貴重な場所でした。 もとより姉御肌で、酒豪で、喫煙上等の男気溢れるダメな女だった私は、出家と同時にそ
卒論を書き上げてから、1ヶ月以上が過ぎ、卒業式の日がやってきました。 新しい門出を祝う卒…
随分長いものを書いてしまった。と、思う。 実話なのでオチらしいオチもない。 まるでアオハ…