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【 第1話 ある人のいつかのお話 】 初恋1 中学時代

わたしが初めて異性を異性として好きになったのは中学3年生の頃だった。

初恋話で、幼稚園や小学生の頃に経験した話をよく聞くので、わたしは遅いほうなのかもしれない。。


それでも当時の私にとっては、中3での初恋の経験は早く思えた。


いつもどこかで思ってた。

恋に恋するようなのは避けたい。

踊らされないように…

流されないように…


この好意はなんの好意なのか。

勘違いしていないだろうか。


気になる異性があらわれても

冷静に考えるようになっていた。


好きな人はそんなに簡単に現れるはずがない。

そう思っていた。




《 中3当時の私の恋愛観 》

中学3年当時の私の恋愛観はしっかりとあった。

数多く恋愛したい…とは思わなかった。


本気で好きになれる人は生涯でただひとりだろう。そして、その人と結婚し添い遂げることになるだろう。


愛する人は、人生でただひとりでいい。ひとりがいい。

そのひとりを大切にしたい。

そう思っていた。

だから、 好きな人にはすぐ出逢うことはないだろう。広い世界を知ることができる大人になるまで好きな人、運命の人とは出逢えないだろう…という思考になっていた。


それが、ある1通の手紙からはじまることになる。。



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《 好きな曲、よく聴いていた曲の紹介1 》

♪ NICK LOWE 「 CRUEL TO BE KIND 」



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