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#38 タブレット教材の体験から気づいたこと
こんにちは。3児の母さん、仙台凛です。
年長、年少、1才の子育て真っ最中。
数日前から、子ども学習や、それにまつわる兄弟間の問題など、私の頭の中を整理する意味も込めて、現在考えていることを書いております。
noteを始めた初期の頃ですが、リビング学習について少し触れた記事もあります。
今日はその辺りの話を踏まえ、タブレット学習のメリット・デメリットについての話。
タブレット学習体験中
最近の私の考え事の1つに、「小学生のタブレット学習について」があるのですが、実は今、実際にタブレットをレンタルして、体験中です。
まだ始めて数日なのですが、早くも、本物のタブレットは、こどもちゃれんじの簡易版タブレット(と私が勝手に呼んでいます)と違うなと感じてきました。
現在体験中のものは、「RISU」という算数に特化した学習教材です。
ですから、タブレット学習全般についてというより、タブレットを使った算数の学習に特化した話になります。
幼稚園児向けには全12ステージが用意
幼稚園児には「RISUきっず」というプログラムが用意されており、50までの数え方、簡単な足し算・引き算、大きさや長さの比較、時計の読み方、仲間分けなどを学ぶことができます。
年長、年少の2人にやらせているのですが、今回は年長(長男)の方だけにフォーカスします。
紙のワークや、私との普段のやり取りから考えるに、長男は、おそらく全ステージクリアできる力が既についていると思いました。
そのため今回は、タブレットで新しいことを学ぶことが目的ではなく、将来的にタブレット学習を導入するかの判断材料の1つにしたい、という目的に重きを置きレンタルしています。
最も気になったのは、考えの過程が見えないこと
長男は、はじめこそタブレットの使い方に戸惑っていたようですが、すぐに使い方をマスターし、あっという間に1人で最初のステージを解き終えてしまいました。
私は、下の2人の面倒を見ながら合間に確認する程度でしたが、途中、長男の解き方で気になった問題があったので、夜、子ども達が寝静まった後、再度その問題を確認してみました。
その問題とは、「いちごの数を数えて、数字を入力しましょう」という、実に簡単なものです。
もちろん答えは「18」です。
タブレットでは、「18」と入力すればマルがもらえて次の問題に進めますが、それだけでは、子どもがどうやってその答えを導き出したかまでは分かりません。
何となく、タブレット学習はメリットばかりと思っていましたが、ここは盲点でした。
答えは1つ、でもプロセスは複数、それが算数
九九をマスターしている子なら、
3×6=18
と暗算で答えを出すかもしれません。
九九ができなければ、順番に数えていくしかないのですが、その数え方にも、いくつか段階があると思っています。
(以下は、私がタッチペンで書き込んだものです)
ただひたすら端から順番に数えるのか、
5のまとまりを作るのか、
10のまとまりを作るのか、
10のまとまりも「5+◯」を意識して作るのか、
いちごの配列を見て「9+1=10」と認識した上で10のまとまりを作るのか、
ざっと考えただけでも、これだけの方法が挙げられます。
さて、長男はと言いますと、まだ九九はできないので、タッチペンでしるしをつけながら数えていました。
斬新!!
私は今回、たまたまこの場面を目撃したので、「長男にはまだ、5+◯という概念までは身に付いていないんだな」ということを把握できました。
しかし、自己学習に任せて「おかあさーん、ぜんぶできたよー!」と報告を受けただけでは、ここまで踏み込んで理解してあげることはできなかったでしょう。
タブレットに任せきりは要注意
私は現在、来年の長男の小学校入学に向け、リビング学習ができる環境作りに取り組んでいます。
今、我が家のリビングには、ダイニングテーブルが1つあるだけです。
現段階の問題として、「長男が思い立ったときにすぐ取り組めない」ということがあります。
家族そろって食事をした後、長男がダイニングテーブルで紙のワークをしたがる時があるのですが、下の2人がまだ食事中であったり、食べ終えた食器を片付けてテーブルを拭いて、という作業を待ったりしているうちに、長男の意欲が削がれてしまう時があります。
また自分の勉強スペース確保のため、長男が積極的に食器の片付けをやることもありますが、下の2人が食事中だと、確保したスペースだけでは手狭なこともあります。
タブレットには、こうした問題をすっきり解決してくれるメリットがあると感じます。
先に食べ終えた長男は、ソファーなり、フローリングなり、ダイニングテーブルの自分の席なり、場所を選ばず、省スペースですぐに勉強を始めることができます。
また、小さい子どもが3人いると、出かける際には準備に時間がかかります。そうした少しの待ち時間に1〜2問解いている姿を見ることもあり、気軽に取り組めることもメリットの1つだと思いました。
しかし、「わからないけれど、適当に入力したら、たまたまマルがもらえた」なんてこともあるかもしれません。
基本的に子どもはタブレットをいじりたがるので、親が声をかけずとも、今後も意欲的に取り組んでくれそうです。
しかし、タブレットに任せすぎて、マルかバツかだけを見ていては、本当の意味での算数の理解が進んでいるか判断しにくいこともあるかもしれません。
紙のワークでもタブレットでも、やはり親がしっかりとサポートすることは大切だと感じました。
とはいえ、はじめに述べたように、RISUきっずを始めてからまだ1週間も経っていません。もう少し継続することで、次はどのような気づきや発見があるのか、ちょっと楽しみです。
おまけ
昨日の朝、幼稚園に出発する用意が終わり、10分ほど時間があったので、次男に「RISUやる?」と声をかけたところ、充電が完全に切れており、再び起動できるようになるまで10分かかりました。(出発の時間になってしまい、やりたいと泣かれて大変なことになったのは言うまでもありません。)
まだ幼稚園児なので、環境を整えることも親の仕事だと反省。
タブレット学習は充電をお忘れなく。
ちなみに過去の関連記事はこちらです。
リビング学習に触れた記事(本題はテレビを撤去した話)
https://note.com/sendai_rin_2020/n/nab7497e2cbab
小1の勉強は、紙か?タブレットか?
https://note.com/sendai_rin_2020/n/n5ccc7b4e5027
2才差兄弟の通信教材、わが家の解決策
https://note.com/sendai_rin_2020/n/nc9c9a4253926
連日つまらない話になりましたが、色々と思考の整理ができました。
note、いいですね!好きです!
さて、明日は何の話にしようかな。
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