#59 コーチングの本から今の私の子育てに必要だと思ったこと〜事実の壁〜
こんにちは。3児の母さん、仙台凛です。
年長、年少、1才の子育て真っ最中。
今日は、子育てコーチングの本の中から、今の自分にものすごく当てはまっていると感じ、また、そこを改善しなければとも思った部分についての話です。
どんな内容にピンときたか?
「子どもの欲求を、どうしても受け入れることができないとき、大人は緊張し、心が硬くなる。子どもの前に立ちはだかる壁のようになっている自分に気づく。しかし、私は壁ではない。どうしてもできない、という事実の壁の前で、それをどうやって受け入れようか混乱している子の支え手である。こんな当たり前のことに立ち戻るのにも努力がいる」
子どもが何かを希望し、要求してくる時、それはできない、それはよくない、という「事実の壁」が存在することがある。
子どもは、その壁の手前でじたばたしている。
そんな時、親はどうすれば良いのだろう。
ダメなものはダメ!!と、事実の壁の上に親が乗って、さらに壁を高くするのか?
「そうだね、そんな気持ちだったんだね、でも今はそれはできないよね」と共感を示し、子どもの隣りに寄り添うのか?
壁を高くするのか、寄り添うのか、それは親自身が選択できることである。
そんな内容でした。
気づけば壁になってしまうことが多い私
子どもの気持ちを一度受け止めて、
共感し、
寄り添いつつ、
子どもが事実の壁を受け入れる手伝いをしてあげる。
これが理想の形なのかなぁと思います。
でも、親自身が、できる時とできない時があるのはなぜか?
私の場合、時間に追われている時、(子どもと無関係の事であっても)心に余裕がない時、こんな時には一瞬で壁化している気がします。
そして、一度壁になってしまうと、引くに引けない。よくない性格ですね。
一文でグサッときた言葉
「誰かを育てようと思ったら、自分を抑えることが必要だ」
これはスポーツ選手のコーチの言葉として紹介されていましたが、子育てにも十分当てはまると思います。
私にとっては、何も補足がいらないほど、親としての理想の在り方を教えてくれるひとことです。
自分の感情のまま子どもと接することは、本当にその子にとってプラスになるのか?そもそも、今、子どもを怒ったのは誰のため?その子の将来のためになるの?自分の怒りや、辛抱のなさから怒鳴っていない?
つい怒りたくなった時、こう自問自答するように心がけたいです。
読みやすい本でした
コーチングのノウハウではなく、コーチの仕事をしている筆者の体験談や、お子さんとの何気ない日常のシーンが語られる中で、どのようなことに気を付けて取り組んでいるのか、かなり具体的に書かれています。
実際、「ハウツーではないものを書くよう依頼された」ということが、前書きで触れられていました。
私が、そのシーンを想像でき、子どもへの接し方で強く共感したのは、筆者のお子さんとピアノの先生とのやり取りの話題の部分です。
私もピアノを習っていたので分かるのですが、ピアノを弾く時は、手首を上下に揺らしてはいけません。
しかし筆者のお子さん(ちはるちゃん)は、いつまでたっても、何度注意されても、手首をぐらぐらさせて弾いていました。
そこで先生は、わざと足腰をぐらぐらさせながら歩いてみせ、「これじゃあうまく歩けないでしょ」と言ったあと、こう続けたそうです。
「同じように手首がぐらぐらするとうまく弾けないのよ。でもね、先生が毎回、ちはるちゃん手首ぐらぐらさせないでって言っていたら先生も疲れるし、ちはるちゃんもいやになっちゃうと思うの。だから、ちはるちゃんの中に『ちはる先生』を育ててほしいの。そしてときどき、ちはる先生が『ふむふむ、手首はだいじょうぶかな』って見るようにしてほしいのよ。ねえ、先生のお願いわかる?」
私はこれを、「客観的な視点を持たせる」という意味で理解しました。
けれども、そんなに難しく考えすぎず、「お母さんがいなくても、〇〇先生になって見てみてね」と声をかけてみたいと思いました。
今回読んだ本はこちらです。
さて、明日は何の話にしようかな。
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