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アンドロイド転生

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24歳のアオイは命を落とし、生まれ変わりました。80年後の未来。アンドロイドとなって…。
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2024年7月の記事一覧

アンドロイド転生971

(回想 昨年のこと 2118年6月1日 朝) 富士山5号目 (タケルの視点) タケルは富士山にや…

セナ
1日前
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アンドロイド転生970

(回想 昨年のこと 2118年5月30日) 東京某所 公園にて 春にエマと別れたタケルはエリカを…

セナ
2日前
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アンドロイド転生969

2119年6月16日 富士山8号目 ロッジ 「行って来ます」 タケルはロッジの裏手に回って声を掛…

セナ
3日前
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アンドロイド転生968

2119年4月5日 上野:つばさ幼稚園 入園式の後のクラスの案内及び自己紹介が済んで今日は終わっ…

セナ
4日前
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アンドロイド転生967

2119年4月5日 上野:つばさ幼稚園 チアキは会場を見渡した。大勢の小さな姿が愛らしい。中には…

セナ
5日前
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アンドロイド転生966

2119年3月31日 (シオンの家) 義姉のマイカはトウマとの恋愛を応援してくれた。力強い存在を…

セナ
6日前
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アンドロイド転生965

2119年3月31日 朝 シラトリ邸 マイカの部屋 朝食を終えてシオンは席を立つとマイカの部屋に誘われた。付いて行くと彼女はニンマリとする。 「あのさ?トウマの事が好きでしょ?」 シオンは俯いた。分かってしまうのか。 「もしかして…あんた達…付き合ってる…?」 シオンは言葉に詰まった。知られたらトウマに迷惑が掛かるかもしれない。何よりマイカが否定して自分達を嫌うかもしれない。 何と言えば良いのだろう…。だがマイカの眼差しは優しくて、興味本位や否定的ではなさそうだと感じた

アンドロイド転生964

2119年3月31日 朝 シラトリ家のダイニング (シオンのホストファミリー宅) 母親が味噌汁を…

セナ
8日前
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アンドロイド転生963

2119年3月14日 午後 カノミドウ家 アトリエ トウマと家族の趣味の部屋。トウマの絵画道具だ…

セナ
9日前
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アンドロイド転生962

2119年3月11日 夜 (ヒマリの視点) トウマが夜分に会いたいと連絡をして来た。今までそん…

セナ
10日前
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アンドロイド転生961

2119年3月11日 夜 都内某所 トウマはホウジョウ家を出ると時間を確認した。午後10時半だ。道…

セナ
11日前
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アンドロイド転生960

2119年3月11日 夜 ホウジョウカズキの邸宅 タクシーが停まった。トウマは降りると家を見上げ…

セナ
12日前
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アンドロイド転生959

2119年3月11日 夜 都内某所 公園にて シオンは恋心を本人に打ち明けた。するとトウマも好き…

セナ
13日前
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アンドロイド転生958

2119年3月11日 夜 都内某所:公園 「何があっても味方になる」 シオンはトウマの言葉で胸がいっぱいになる。その真摯な眼差しに心が震えた。シオンは決意した。大丈夫だ。トウマは分かってくれる。 シオンは深呼吸をして何度も唇を舐めた。 「ぼ、僕は…お、男の人が…す、好きで…。子供の頃からずっと…」 「うん。そうか」 シオンはトウマをチラリと見た。彼の顔付きも物言いにも嫌悪が感じられない。柔軟に受け止めているようだ。シオンは勇気付けられた。よし。言うぞ。こうなったら言うぞ