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ほぼ毎日読書ログ

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読んだ本の感想noteを書いています。 古典から新刊まで。文学から実用書まで。児童書も漫画も写真集も何もかも。
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2019年9月の記事一覧

父と父が父として父をゆずりあう父の姿に感動する父『そして、バトンは渡された』【読…

『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ) 本屋大賞に選ばれたということで某読書会の課題…

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伊坂幸太郎は初期の頃からマジシャンみたいな構成力だった  『チルドレン』  【読書…

昨日、この続編の『サブマリン』をご紹介したが、実は順番を間違えて公開してしまった。 2004…

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陣内が帰ってきたヤーヤーヤー『サブマリン』  【読書ログ#78】

『サブマリン』(伊坂幸太郎) 最近、自動車がらみの痛ましい事故の報道が多い。加害者への糾…

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【書評】 ネットでおなじみ伝説の狙撃手シモ・ヘイヘの物語 『白い死神』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。77冊目。 『白い死神』(ペトリ サ…

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読めば読むほど腹が減る名著  『散歩のとき何か食べたくなって』 【読書ログ#76】

『散歩のとき何か食べたくなって』(池波正太郎) 私は、毎週のように東銀座の「ナイルレスト…

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子育てママ・パパは必読だ 『私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、…

『私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む』(ポール・タフ) 子ど…

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ヒロシマから10年、40年、60年後の物語 『夕凪の街 桜の国』【読書ログ#74】

『夕凪の街 桜の国』(こうの史代) 以前にご紹介した『自虐の詩』と同様、この本も、開くと自動的に泣いてしまう。自動的に泣いてしまう漫画の二大巨頭。 自虐の詩はこちら 『夕凪の街』は原爆投下から10年後の話。 皆実(みなみ)は、母と二人で「夕凪の街」と呼ばれた原爆スラムで暮らしている。 原爆が落ちた翌日に父は無くなった。12歳の妹は見つけることができなかった。姉とは再開出来たがすぐに亡くなってしまった。当時疎開していた弟は疎開先から戻らないと言った。 それから10年

月に50冊読み30冊の感想を書く行為の助けになるか  『学び効率が最大化するインプッ…

『学び効率が最大化するインプット大全』(樺沢紫苑) すみません、佐藤優みたいなタイトルに…

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見事なストーリーテリングで抜群に面白い『SHOE DOG』 【読書ログ#72】

『SHOE DOG』(フィル・ナイト) ナイキの創業者であるフィル・ナイトの、創業前から株式上場…

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大全大全が欲しい時代 『学びを結果に変えるアウトプット大全』【読書ログ#71】

『学びを結果に変えるアウトプット大全』(樺沢紫苑) 書店で平積みにされている。一年近くず…

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【書評】 人間が一生のうちに飲める純アルコールは2トンまで 『No.1ソムリエが語る、…

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。70冊目。 『No.1ソムリエが語る、新…

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むせかえるような青春 『夜のピクニック』【読書ログ#69】

『夜のピクニック』(恩田陸) 青春直球ど真ん中小説。 進学校で行われる、80キロの道のりを…

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ズキュウウゥン!!!『荒木飛呂彦の漫画術』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。68冊目。 『荒木飛呂彦の漫画術』(…

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胃袋ひとつで世界を歩く 『パスタ嫌い』読書ログ#67

『パスタ嫌い』(ヤマザキマリ) ローマ人が日本の銭湯に現れるという不思議な漫画『テルマエ・ロマエ』の作者のヤマザキマリさんの食に関するコラム。 私、ヤマザキマリさんの波乱万丈な半生を、本人から大爆笑の中で伺うという幸運に恵まれたことがありまして、そのころに伺った印象深い話とあわせ、感慨深く読むことが出来た。 イタリアといえばこの方、という位にイタリアの印象が強いのだけど、本の題名の通り、パスタにはあまり思い入れが無い。えっ。 そのうえ、酸っぱいものが苦手で、トマトもN