【よぶのる角館】~新しい地域公共交通の可能性~
2022年5月17日より秋田県仙北市角館周辺にて【よぶのる角館】が運行開始されました。
私は今回の施策が今後の地域公共交通を考える上で非常に重要な一歩と考え、以前一般質問で地域公共交通について質問したこともあることからこの取組に注目しておりました。
利用方法等の詳細は下記よりご確認下さい。
仙北市とJR東日本秋田支社様が共同で運営し、運行事業者は羽後交通株式会社様と角館観光タクシー株式会社様です。
官民が一体となったこちらの事業ですが、市民に浸透するのは少し時間がかかると思います。
観光で使ってほしいという意図もありますが私は市民にこそ、こちらのシステムを活用し利用が増える環境を整えていくことが、市に求められると考えます。
日本は昔から定期便がありましたので、それに対する安心感というのは確かに存在します。仙北市が行った市民意識調査からもその結果が読み取れました。※大体六割強が定時運行がほしいという結果でした。
しかし、現状の定時便では赤字が増えていくばかりで遠くない将来に破綻することが容易に想像できます。
定時便を縮小し財政圧迫を軽減していくために、今回始まった【よぶのる角館】の利用実績を増やすことが重要となります。
※定時便の縮小の例としては今のようなバスではなくジャンボタクシー程の大きさにしたりすること。ステップも低いので高齢者も乗りやすく、小回りも効くため、より活用しやすくるメリットも相乗効果として考えられる事ですので【無くす】ということではありません。
現在利用できるのが角館の町中と指定された7箇所のみなので、角館以外も!と指摘等が出ると思いますが、何より重要なのは【利用すること】です。
質の良いサービスの向上を求めるのであれば様々な会社が仕事でやっている以上、事業に対する【利】が無ければ継続できません。
利用する人が少ないのに、無くされるのは困る!は道理が通りませんよね?
利用実績が増えることで選択地域を更に増やしていける可能性があり、高齢者を含めた移動の利便性と可能性を増やしていくことができます。
今ある地域公共交通とバランスをしっかり取りながら【最適】に近付けるよう今後も注視します。
※登録等を済ませました。ご高齢の方には登録が少し難しく感じましたが慣れて頂くこともこれからの社会に重要ですので市に使い方の講座やタクシー利用者へのアプローチを各社を通して確認と提案を行ってまいります。
↑の方法は地図上に出発地・目的地を選択したパターンとなります。
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