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2019年10月の記事一覧
『暴走する能力主義』著者、中村高康氏。東京大学大学院教育学研究科教授。戦後社会と教育選抜システムの変容をテーマとして研究。メリトクラシー
上記よりコピペ ――どのような経緯で本書をお出しになったのでしょうか? わたしの専門は教育社会学という、教育を社会学的に研究する分野です。その分野のなかでも、とくにわたしが関心をもって研究してきたのが、「教育と選抜」というテーマでした。若い頃は、大学生の就職場面での選抜の研究や、大学入試制度の研究などをしていました。比較的最近でも、学歴の研究や高校生の進路選択の研究などをしていました。 人が人を選ぶ場面においてこそ、社会の本音といいますか、その本質がよく現われるのではな