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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2018年10月の記事一覧

「子どもの可能性」と「大人の可能性」を区別している時点で、「子どもの可能性」も信じ切れていないかも…という話

このnoteは「教育」というものに興味がある人、「人間の可能性」に興味がある人達向けに書きました。 そういう人には絶対に読んで欲しいですし、このテーマについては考えてみてほしいです。 って言われても、 「まぁそれが理想だけど、現実にはセンスとか才能とかあるしね…」 って感じですよね。 全員の可能性を信じたくても、自分の身の回りの「ダメな人」が頭に浮かんできたりすると、 「いやぁ…あの人にはもう可能性とかないでしょ」なんて思ったりね。 教育に関心がある人って、基本的に心の

トトロに学ぶ、子供を大事にする方法

娘が絶賛、「となりのトトロ」大ブームである。 なぜかわからないが、アニメ映画を観たことがなかったはずの段階からずっと、「おうち、トトロ、いた」と両親に報告し、毎晩小さいトトロが我が家に遊びに来て、ダイニングテーブルの下でビールを飲んでいた、という荒唐無稽な話を繰り返している。 おそらく保育園でトトロの存在を知り、まぁ幼児によくある妄想をしていたのだろうが、金曜ロードショーで映画を観てからは、文字通りトリコで、ほとんど毎日その世界に浸っている。 母である私も、この2か月は

文化的資本と学校教育

このnoteは「2017年度 特別講義・落合陽一 『ユビキタスからデジタルネイチャーへ:アート・エンターテイメント・デザイン』」から想起したものです。 現在の教育と社会の問題点この動画では現在の学校教育(近代学校教育)を「時代に合っていない」と評していました。僕としてもそれは強く感じています。ではどうすれば良いのでしょうか。そのヒントは動画の最後の質問にありました。 生徒からの質問の内容は「学校の教育がよくても生徒によってモチベーションに差があるが落合陽一さんはどのように

教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム(第1回合宿)イベントレポート(後半)

≪第二部≫ ~真夏の教育大激論会~  ● 日時:2018年9月16日(日)15:00~18:15 ● 場所:デジタルハリウッド大学 ● 主催:教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム事務局(NPO法人ETIC.・文部科学省若手職員有志) ● 参加人数:約105人 (概要) ● 冒頭、事務局からのプラットフォームに関する趣旨説明を行った後、以下のプログラムを実施した。 ● 第一部の火種の共有として、教育長・校長等からのプレゼンテーション ➢ 井出教育長、

直撃インタビュー! アメリカのホーム•エデュケーションってどんなかんじ?

ホーム•エデュケーション(ホーム•スクール)という言葉をご存知ですか? ホーム•エデュケーションとは、学校に通わず家で教育を受けることを指します。今日では、日本でも不登校のお子さんが増え、ホーム•エデュケーションに関心を持つ方が多くなってきました。 では実際ホーム•エデュケーションってどんなかんじなのでしょうか? 友人でアメリカ人のJが、ホーム•エデュケーションの経験があると聞き、直撃インタビューしてきました! Jは大学生(インタビュー当時)。ニューヨーク州出身で、幼

競争しないアメリカの高校生

アメリカの公立高校の教壇に立つようになって、一番感じるようになったことは、日本と比べてアメリカの高校生は、友達と比べたり、競い合ったりしないということです。我が道を行く。マイペースです。 例えば「すでに何人の生徒がこの課題を終えています。終わっていない○○くん、がんばって早く終えましょう!」といった類の発言をしてみたところで、全く意味はありません。「え?○○は○○、僕には関係ないよ。」そうした反応がストレートに返ってきます。たしかにそうです。関係ありません。 それにしても

“ネット授業”でネパールを救え 日本のベンチャーも全面支援

国会では、外国人労働者を巡る論戦が繰り広げられていますが、日本で今、急激に増えているのがネパール人です。その数、10年前の7倍以上、8万5000人余り。一方で、1年に1000人ものネパール人が出稼ぎ先の中東などで劣悪な環境の中、亡くなっていると言われています。 ネパールの未来を救うため、日本のユニークな教育法を取り入れようという動きが始まっています。 東京大学のお膝元、文京区の本郷。現役の東大生がテレビ画面に向かって授業をしています。インターネットの生中継で国語を教わって

シカゴ美術館が、作品画像を権利フリーで公開した件

シカゴ美術館が、数万点の収蔵作品を権利フリーで画像公開。いわゆるパブリックドメインというやつです。 noteの背景画像にも使えるわけですね。素敵! 美術館のコレクションページから作品を表示し、右下にダウンロードボタンのついている作品は、著作権切れのパブリックドメイン作品です。 まだ著作権が切れてない作品は、DLボタンがつかない模様。 世界の名画を、権利を気にせずに貼れます。これはnoteのギャラリー機能と連携したいですねぇ。有志をあつめたりアルバイトさんを総動員して、画

本の未来はあるか-ある女の子の試み

"Jenta som ville redde bøkene" af Klaus Hagerup, illustration Lisa Aisato, Gyldendal 2017 Norge 「本を救いたかった女の子のおはなし」クラウス・ハーゲルップ作、リサ・アイサト絵 2017 ノルウェー 絵本 本を読むのが大好きな女の子、アンナ。本はアンナにたくさんの出会いをくれる世界。昼も夜も、時間があってもなくても、本の世界に魅了されているアンナ。そんな9歳の女の子が、実は恐れて