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君たちはどんな世界を生きるのか?【第8回】技術を使い「仕事に『人』がいらない日本」をみんなで創り上げていっている最中|「勉強」が数十倍の価値を持ち始める未来がくる

このシリーズの第1回は ↓ から

前回(第6回)は、「自分が良ければ、それで良い!」という小さなことを言える時代は終わった。
「どこかのご両親が大切に育てた子」が、「生きる権利」を必ず奪われる国に向かっている、ということを述べてきました。

「人口の減少」を越えるペースで「企業数=働く場所は減少する」。

だから、能力の差異によって生じる「給料の多い、少ない、良い職の取り合い」という問題ではなく、「生存の権利(お金を得る手段)がそもそも無い状態」が生まれる。

しかし本当に「職が存在しない」という事になるかは、どうにもまだ信じずられない状態だと思います。

「PEST」という概念を使う

ここで中小企業診断士らしく「PEST」なんてものを出してみます。

Politics(政治)
Economy(経済)
Society(社会)
Technology(技術)

の4つの頭文字で「PEST」といい、「環境分析」を行うためのフレームワークの一つです。

前回まで話してきたことは、
Society(社会)=人口減少のこと
Economy(経済)=企業の減少がさらに早くなっていく事
を述べてきたわけです。

ここに、Technology(技術)を考えていきます。

「AI、様々な自動技術」はこれから最盛期を迎える


これに異論のある方はほとんどいないと思います。

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運送業でも常に進歩し続ける自動運転


除雪車だって自動運転


街中のスーパーでも「人」が働く場所は消える


「49%の仕事」が無くなる。

「AIで消える仕事」として大きな話題になった元である「野村総研とオックスフォード大学の共同研究」のニュースリリース(PDFです)

https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

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拾い上げればきりが有りませんが…
自動化等の「技術」は恐ろしいほどの速度で発達していることは間違いありません。
それはつまりど言えるのか?

技術を使い「仕事に『人』がいらない日本」をみんなで創り上げていっている最中

であると言えます。
私たちがただスーパーに買い物に行くことですら、「セルフ(レジの自動化)」を感じられる世の中になってきていると思います。

こうなると前回使ったモデルも変わります。
前回は

とかきましたが、「人がいらない技術」によってこう変わります。

既に「人がいらない仕事」が現れている、という事になります。
本当なんでしょうか?

コロナにより一気に普及した「非接触」という「自動化技術」

コロナの蔓延により、「非接触」という言葉が世の中を駆け巡りました。

お店も「非接触」で終われる設備を入れ、補助金も「非接触」である取組にたくさんお金をだし国を挙げて「非接触」の世の中にしてきました。

これまでの世の中の進み方が嘘のように、たくさんの自動化の技術が、大小問わず多くの店や企業に一気に導入されました。

前回、「コロナ前(平成23~元年度)」は人手不足だったけど、最近は「人手不足」はある程度解消されているのでは?と言いました。

それは自動化の技術が一気に導入された結果、自粛が解消されて以降(グラフ右半分)でも「人手不足」は抑えられてるのではないでしょうか?

前回も言いましたが、一部の偏った業種や、企業、地域での「人手不足」は有ります。
もちろんコロナによる打撃がまだ残っていることもあります。

ですが、「自動化技術」が世の中に思った以上に普及し、「人が要らない仕事」が定着してきたと言える可能性も残ります。

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最近よく見出した「自動配膳」ロボット


居酒屋や飲食店で使われ出した「スマホ」等を使った「オーダーシステム」

ホール係の求人は無くなる…
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一気に自動化技術が普及し、現状ですらこうなりつつある


もちろん技術はこれから爆発的に進歩し、こうなるはずです。

①人口減少×②企業数のさらなる減少×③自動化の爆発的発達=『未来の子ども』が要らない日本

Society(社会)=人口減少
Economy(経済)=企業の減少はさらに早い
ということで「2人は生きる権利を奪われる」と前回言いましたが、

ここに「自動化の発達」が加わると…

余計にひどくなるわけです。

いま私たちは全員で、
技術を使い「仕事に『人』が要らない日本」をみんなで創り上げていっている最中
だといいました。

その「人」というのは、「未来の子ども=あなたの子ども」のことです。

私は、自動化やAIなどの「技術」を否定していません。
むしろ技術が発達すれば良い面もたくさんあるし、私自身は「AI」を使っています。
使わないということは無理だと思うし、使わない人は遅れていくのだろうとも思います。

問題なのは「デメリット」の面をどう考えるか?ということです。
ほとんどの方は「デメリット」の方には目を背けていると思います。

そのデメリットを考えた時に、
「勉強」が数十倍の価値を持ち始める未来がくる
ということを伝えたいのです。

ただの「学歴社会」とは一線を画す世界がくる。

学校や塾、ただの「5教科」では間違いなく学べない内容だと思っています。

さて次回はもう少し「子どもたちの働く場所=企業」がどのようになるのか?を予測していきたいと思います。

もしよければどうなるのだろうか?
考えてみて頂ければ幸いです。

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