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子どものことを思うと、心配や不安でいっぱいになる・・・どうしたらいい?③完

三回目は、ちょっときつい内容も含まれています。ですが、一生に一度は向き合う必要がある内容かもしれません。ここと向き合うことで、あなたとお子さんとの間に強い軸がみつかるかもしれません。心配や不安の向こう側の世界を、ぜひ覗いてみてください。

初回はこちら(1回目)
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どれだけお子さんを心配しても、防げないこともある

今日のテーマは【やってみる】なのですが、まずこれをお伝えしておきます。人によっては辛いことかもしれませんが、事実だと僕は思っています。

あなたが、お子さんに対して様々な心配や不安を抱いているとして。それが現実化しないように予防することはできるかもしれません。ただ、予防しても防げないこともあるのです。

これはある作家さんから聞いたお話をちょっとアレンジした例え話です。

我が子が愛おしすぎる。我が子が交通事故などに合わないように、本当は一瞬だって我が子から離れたくはない。が、現実的にそんなことは不可能だ。たとえボディーガードを10人とかつけたとしても、車に突っ込まれる可能性はゼロではない。つまり、どれだけ守ろうとしても、守れないときもあるということなのだ。

これに気づいた作家さんは、我が子のお葬式のシーンをリアルにイメージされたそうです。そして、「大丈夫・・・」と、お子さんの人生を信頼し、お子さんを我が手中から手放すことに腹をくくったそうです。

お子さんへの”本当の想い”を感じてみよう

1回目に、心配や不安の内容例をあげてみました。

・怪我しないだろうか?
・迷惑かけてないだろうか?
・泣かずに過ごせるだろうか?
・ちゃんとできるだろうか?
・友達に怪我させないだろうか?
・心に問題はないだろうか?
・発達は順調だろうか?
・勉強大丈夫だろうか?
・受験に合格するだろうか?
・会社に就職できるだろうか?
・ひとりで生きていけるだろうか?

これらは、人によっては本当に切羽詰った、超リアルな悩みです。めちゃめちゃ辛い方もいらっしゃると思います。

ここで、カメラをひいて少し客観的にみてみましょう。あるいはもっともっとお子さんの心に入っていく。すると何が見えるでしょうか。あなたの、お子さんへの”本当の想い”とは、一体何でしょうか?

さんたの事例

【保育中、毎日不安が湧いてくる③】
指示命令せず、信じて待つ保育を目指している。多少危険なことがあったとしても、できるだけ取り乱さず、落ち着いて、状況を見極め、子どもを信じて長い時間待つこともあった。

これまで約8年保育をしてきて、大きな事故こそなかったが、そこそこの怪我は体験した。大事故の事例も耳にしてきた。リスクマネジメントも学んできて、1つ自分の中に教訓となったことある。それは、「人は、死ぬ」ということだ。

いつもいつも、「命」と「決断」が天秤に乗っているような感覚で過ごしている。大事故を頭でイメージし、実際にそうなったときにすぐに動けるように、ということもよくやっている。

保育とはなんと恐ろしい仕事か。だがその先に、世界中どんなことよりも眩しく輝いて見える瞬間があるのだ。子どもたちが神さまのようにみえる。だからやめられない。僕ができることは、できるだけ子どもの意志を潰さず、場を見極め、最悪のケースを想定してすぐ動けるように練習し、信じて腹をくくることだけだ。今はそう思っている。

さて。この”信じる”とは、子どもを信じているようで、まるで「自分自身を信じられるか?」と試されているようではないか。不思議なものだ。

☆ 今日の質問 ★

①あなたのお子さんが生まれた瞬間。初めて抱いた瞬間。または、いのちを授かった瞬間を思いだしてみてください。あなたはどんな気持ちや感覚を感じましたか?また、心の中でどんなメッセージをお子さんに伝えましたか?

②全3回の内容やワークを踏まえて。
「お子さんへの心配や不安」に対し、これからどんな心構えで、どう向き合っていきますか?どんな小さなことでもよいので、具体的に行動に移せることを1つ考えてみましょう。

③今回の「よくあるエピソード」をやってみて、どんな気づきがありましたか?

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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、平日毎日開催を目指し園児募集中です。
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森のようちえん『さんさんぽ』
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