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子どものことを思うと、心配や不安でいっぱいになる・・・どうしたらいい?②

二回目は、あなたがお子さんの立場にたって考えていただきます。さらに、あなたの幼少期の頃を思いだして頂きます。さまざまな感情やエネルギーを浴びたあなたは、どんな気持ち、どんな想いがするでしょうか?人によっては「はっ!」とした気づきがあるかもしれません。この気づきが、変化のきっかけになることもあります。

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お子さんの立場で考えてみよう

一回目で、お子さんに対しての心配や不安、恐れの気持ちを味わい、受けとっていただきました。ワークを実施された方は、あなたの内側にあるお子さんへの想いや願いにも気づかれたかもしれません。

今度は、心配する”あなたの理由”は一旦手放し、お子さんの立場に立って感じてみましょう。

・・・あなたは今、お子さんの立場になっているとします。つまり、子どもの状態です。あなたの目の前には、お母さん。もしくはお父さんが立っています。子どもであるあなたには、ご両親の心配や不安が手に取るように分かります。それは、表情やしぐさ、雰囲気、心の感じで伝わってくるからです。もしかすると、その瞬間だけでなく、昨日も一昨日も、半年前も。明日も明後日も、1ヶ月後も、その不安な眼差しであなたは見つめられ続けるかもしれません。

さぁ、あなたはどんな気持ちを感じ、どんなことを想うでしょうか。

子ども時代のあなたを思い出してみる

今度は、あなた自身の子ども時代を思い出してみましょう。

あなたのご両親が、子ども時代のあなたを心配や不安の眼差しで見ていたことはあったでしょうか。心配や不安の言葉を投げかけられたことはあったでしょうか。

「怪我するでしょう!」
「あぶない!」
「また友達と喧嘩したの?」
「ちゃんと先生の言うことは聞いてるの?」
「勉強ちゃんとしてるの?」

わかりませんが、どんな言葉や記憶が想い出されるでしょうか。
そしてそのとき、あなたはどんな気持ちを感じ、どんなことを想うでしょうか。

安心や信頼を感じる感覚や記憶

次はプラスな方向でいきます。

あなたがお子さんの立場に立っているとして、両親からどのような言葉をかけられたら。どのような表情や仕草、想いで関わられたら、あなたは安心や信頼、心地よさを感じるでしょうか?

またはあなたが幼い頃。ご両親にどんな気持ちや言葉、想いを渡されたとき、あなたは安心や信頼、心地よさを感じていたでしょうか。

さんたの事例

【保育中、毎日不安が湧いてくる②】
僕の場合、心配や不安を感じると、自分の心拍数が上がる。自分の心拍数が上がると、なぜだか子どもたちもそわそわしたり、ざわざわと落ち着かなくなる。これに気がついたのは、保育の世界に足を踏み入れてすぐの頃だった。

子どもたちの立場で考えてみた。「あの大人はなんかソワソワしてるよな~」というのは、子どものからするとすぐに分かるし、そうすると自分の方も落ち着かない。

自分の幼少期も思い出してみた。うちの両親は、激しく心配性だった。「そんな薄い服で風邪ひく!あったかい服着なさい!」と何度言われたことか。その度に、「うるさい!自分の服の厚さくらい自分で決めれるわ!」と思ったものだ。余計なお世話だ!僕は両親の心配性なところが大嫌いだった。にもかかわらず、いつの間にか僕自身も激しく心配性な大人に育っていた。そんな自分に気がついたのは、保育の世界に入り、パートナーと出会ってからだ。

僕が両親から安心感や信頼を感じたのは、夜中に激しい腹痛が生じたとき、母がストーブの前で寝転ぶ僕の背中をさすってくれた時くらいだった。(今では常々感じているけれど)

☆ 今日の質問 ★

①幼少期の記憶で、あなたが両親から心配や不安の感覚で接せられた時のことを想い出してみてください。どんなシーンが浮かぶでしょうか。

②そのときの気持ち・感情や感覚、イメージ、身体感覚まで感じられるようであれば、じっくりと味わってみてください。

③同様に、あなたが両親から安心や信頼の感覚で接せられた時のことを想い出してみてください。そのときの気持ち・感情・感覚・イメージ・身体感覚まで感じられるようであれば、じっくりと味わってみてください。

④両方の想い出を思いだしてみて、どう感じたでしょうか。幼い頃の自分自身。そしてご両親に何か伝えたいことなどあるでしょうか。もしあれば、イメージの中で伝えてみてください。

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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、週四日開催を目指し園児募集中です。
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「休日さんぽ」というイベントも毎月開催しています!

森のようちえん『さんさんぽ』
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