#7 本は見ている(2022-07-②03)

我が町は人口2万人程のとある小さな町。町にある1館の小さな図書館。町に住む人達に親しまれている図書館。最近は月に数回通いちょっと気になる本を借りている。司書さん達も優しく本を探してそうな人を見かけると声を掛けてくれて素早く本を探してくれる。BOOK探偵さん達。そんな誰からも愛される図書館。本好きが集う憩いの場。探していた本が見つかり借りたのだが…。

★本を図書館で借りました…

本を図書館で借りた。楽しみに持ち帰る。借りられる期間は2週間。土曜日になり早速コーヒーと共に借りた本を開く。コーヒーのほのかな香りとほろ苦さ。本の面白さも相まってめくるページのスピードが上がる。読み進めると何だか怪しい。何だこれはと訝る。

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★折り込み跡があるではないか!

なんと折り込み跡があるではないか。ガァァァーン!気分が一気にブルーに。気持ちを持ち直し何とか最後まで読み終える。気になったので数えると折り跡は全部で大2ヶ所、小6ヶ所の計8ヶ所。これはけしからん。公共物を我が物のように扱う。果たして許されるべきものなのか…。

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★図書館利用者のマナーから垣間見えること…

図書館利用者には理性ある人が多いと思う。その中でもごく一部の人に公共物と私物とを混同し、公共物を私物のように扱う人もいる。その一例。町に住む人は2万人程。その中の一人がマナー違反をすればそれはその人だけの問題ではない許されるべきことでもない。残念だよね。こういうの。やはり公共物の使用にはマナーが必要だと思う。モノを大切に扱う。それは小さな時から誰もが言われ続けていること。公共物。使う人はモノを大切に扱ってもらいたいものだ。

★図書館の司書さんも悲しんでいる…

本が読み終わったので返却しに図書館へ。返却の際窓口の司書さんに折り込み跡を伝えて見せたら”これは故意的にですね”と自分に対し凄く謝っていた。自分自身は”借りて折り目を付けた人が悪い。謝る必要ないのに”って思いつつ”直るといいですね”とお話し。図書館の司書さんも悲しんでいる…

★”本の折り目を直す方法”

家に帰って”本の折り目を直す方法”について調べてみた。気になったので調べてみた。そしたら”本の折り目を直す方法”はあるらしい。”本の折り目を直す方法”で検索したら一番最初に出てきたサイトはこちらでした。↓↓↓
参考になりますね。

【ポイント】 ごく少量の水気をあたえてから重しをのせて乾燥させることで、ページを平らに戻します。
※弱った紙や写真集などの塗工紙にはできません。
(1) 折れ・シワを取りたいページの下にコピー用紙など白紙の吸水紙を挟みます。
(2) 水で濡らして固く絞った布巾で水気をあたえ、折れやシワを伸ばします。
(3) 新しい白紙を上下面に挟み、本を締め板で挟みます。
(4) 5kg程度の重しをのせて乾燥させると平らに戻ります。
《埼玉県立図書館HPより ~一部抜粋~ 》

”本の折り目を直す方法”はあくまでも最終手段。”本の折り目を直す方法”に頼らずに済むのが一番良い方法。公共物の”図書館本には折り目を付けない”ことが一番の特効薬。やはりマナーが大事ですね。

★付箋かしおりか…

図書館本。本への何かの印には”付箋を使う?それともしおりを使う?”…。
最近では付箋を使って識別出来るようにしている人もいる。付箋は便利だよね。貼って剥がして貼って…を繰り返し使用出来る便利ツール。しかしそこにも罠が。どうやらこんな問題も発生するらしい…。

①付箋で印字が剥がれる
付箋により図書館本の印字が剥がれるという事が起こるケースがあるらしい。図書館本には新しい本からかなり時が経過した本まで様々。取り扱いには注意せねば…。

②付箋の色が移る/本が変色する
付箋糊等により付箋を彩る為に使われるインクなのだろう。付箋の色が移ったり本が変色したりすることがあるらしい。付箋にも色々あるので使う際には注意が必要そう…。

これら①、②は一例で、他いもあるかもしれない。識別には”付箋でなくしおりがよさそう”だ。

★本は見ている

図書館から借りた本はやはり使う側のマナーが大切。私物ではない。公共物。みんなが使う大事なもの。みんなが使うものは丁寧に大事に使ってもらいたいものだ。大人だけでなく子供達も使う。子供達も見ている。大人のマナーについて。一人ひとりが丁寧に大事に。本はいつでも使っている人達を見ているのだ。

◎つぶやき…

図書館は町に1館しかない。隣町には3館ある。良いことに隣町なのに隣町の3館から借りることが出来る。また隣町にある本を取り寄せ貸し出してくれるサービスもある。本は人の心を潤す大切なもの。こういうサービスは嬉しいよね。年配の方もわざわざ隣町まで行かなくても済むしね。

デジタル化が進む中本を読む人、図書館利用者も減少傾向にある。”人を育む本を読むということ”。”人を育む図書館”。”交流の場の図書館”。”資料館としての図書館”。図書館にはどんな未来が待っているのか

図書館は無くならない。と思う。紙の触り心地、紙の香りと薫りそして一人静かになれる時間と空間。紙でしか味わえない独特な心の潤い。それは紙による本でしか体験出来ない何かがそこにある。それだけで満足してはならない。図書館も進化が必要だ。時代は触覚・視覚・嗅覚からプラス聴覚の時代へ。バーチャルやAI等のデジタルな可能性も模索しないといけない。図書館運営も生き残るのに大変だ。一人では変えられない。皆で共有し認識し模索し行動し。新しい図書館が望まれる。明るい未来ある図書館を目指して図書館利用のさらなる発展に期待したいですね

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