2023/07/31（月）日本国憲法のテスト前日、咳払いが響き渡った大学図書館で気づかされたこと。

明日に迫った日本国憲法のテストに備え、大学図書館でひたすら勉強をしていた。真面目に憲法の授業を受けていなかった代償は大きく、今夜は眠れそうにない。

「ゴホッー！！ゴホー！」
僕が座る席の後方から力強い咳払いが聞こえてくる。その人が立ち上がり歩いていくのを目で追ってみると、靴ひもがほどけていた。だらしない人だ。見てられない。

時刻は19時を周り、僕のお腹は空腹を訴え始めた。筆記用具を片し、立ち上がろうと後ろを振り返ってみると、そこにはペンを物凄いスピードで走らす先程のだらしない男がいた。

机の上にはとてつもない量の消しカス、眠気を覚ますためのモンスター。さらにタンパク質不足を解消するためのプロテインも置いてあった。おまけに耳には集中力を高めるためのヘッドホンまで装着されている。

彼もきっと明日に重要な試験を控えているのだろう。ガムシャラに立ち向かう姿勢に心を打たれた。僕もあの人くらい、残りの時間を頑張らないとな。

健闘を祈る。
いや、人の健闘を祈っている暇なんてない。

晩ご飯を済ませたら六法全書を広げよう。