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2021年の受験(区域経済学)_⓪概略

セイタです!

この記事では、2021年と2022年に受けた試験のうち、2021年の受験記の概略について書いていきたいと思います。

この一連のマガジンの概略は下記記事をご参照ください。

自分が受験しようと思った理由については下記記事をご参照ください


2021年受験の失敗要因

2022年も受験していることから皆さんお察しかと思いますが、結論から言いますと、2021年の受験は主に情報収集不足により、悔しい結果になってしまいました。端的に言うと、難易度の高さを過小評価してしまっておりました。

具体的な要因には以下のようなものが挙げられます。


個別で試験を受けなかったこと

自分は2021年の受験の際は中国政府奨学金からの推薦頼みで個々の大学に申請していませんでした。かなり特殊な事情なのですが、中国政府奨学金に申請して、合格するとそこから、中国政府奨学金経由で各大学に候補者を推薦してくれます。この方法を使えば、「大学の受験料800元(約16,000円)を節約できる」かつ「面倒な受験をせずに済む」と考えました。ただ、当然受験料を払ってでも個別に受験する学生の方が受かりやすいのは、間違いないですい、そのことは自分も理解していました。
※中国政府奨学金の詳細は下記記事を参照にして下さい。

今思えば、この考えが甘かったです。
自分の仲の良い子で北京大学の国際関係学院の修士を受験するAさんがいました。Aさんは学部が北京大学で、卒業後は戦略コンサルの仕事をしていました。そんなAさんでさえ「北京大学のレベルも上がってきている。昔みたいに中国語さえできれば、だれでもはいれるわけではない。だから、個別で受けないとまず受からない」と言っていました。学部での実績や輝かしいキャリアがあるAさんでさえ個別に受験をしないと受からないと言っていたのに、自分が受かると思っていた点に情報収集不足が顕著に表れています。


自分は受験する6年前に北京大学の国際関係学院に交換留学していたのですが、その時の日本人大学院生は確かに「ものすごく優秀かと言われれば、ぶっちゃけそうでもないかな?」と思う人が多かったです。もちろんすごく優秀な人もいました。その時の情報がアップデートされてなかったことが敗因の一つです。

ちなみに、Aさんから聞いたのですが、2021年の国際関係学院の修士課程には日本人が二人しかいなかったそうです。Aさん以外のもう一人は早稲田大学卒で中国にルーツのある方だったそうです。国際関係学院はどちらかというと、留学生にやさしいイメージがあったので、やはりかなり難易度が上がっていることを実感しました。


区域経済学を選んだこと

自分は研究テーマとして、「農村の貧困問題」を選択していました。そこで学部として選ぶとしたら、経済学部か社会学かなと思ってました。
自分はフィールドワークの経験や質的調査の経験があったので、相性がいい学部は社会学だったのですが、今後は経済学の勉強もしたいと思っていたので、バックグラウンドがない中で経済学の区域経済学の大学院を受験しました。

これが選択ミスでした。そもそも中国の大学で一番人気なのは「経営学」でその次が「経済学」です。
余談ですが、北京大学の経営学部は「光華管理学院」という仰々しい名前がついています笑
ちなみに、校舎がほかの学部とけた違いにきれいです。トイレに超レアなウォシュレット付きです。併設のカフェが超きれいで、コーヒーの値段もほかのカフェの3倍くらいでした。ここまで露骨に待遇差をつけるのは日本では考えられませんが、、

あと、北京大学の大学院の学部別の難易度を出したサイトがあったので、どこまで正確かわかりませんが、参考までに共有させていただきます。

参考:「北京大学考研难度系数是多少 难度大不大

上記サイトで「经济学」(経済学)が一番点数が高いです。
このように難易度が高く、バックグラウンドがない学部を選んだことが不合格の大きな要因だったと思います。


2021年度の受験では、情報収集不足から派生した「受験フローの選択ミス」「学院の選択ミス」から悔しい結果となってしまいました。
以降の記事では、具体的にどのようなフローで選考を進めたのかについて書いていきます。

ざっくりですが、以下のようなフローとなっています。


2021年の受験に関する記事は下記のとおりです。基本的には数字の若い順に時系列順になっていますが、どこから読んでいっても問題ありません。


引き続きよろしくお願いいたします。

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